内田「悠優・・これ、邪魔だから・・外しちゃぉ! ねっ?・・」
彼女はゆっくりと首を縦に振る。
すると彼は彼女の上体を少しだけ浮かせて、するすると緩んでいた小さなブラを取り去って行く。
これで彼女はニーハイソックスのみを身に纏った美しい素のプロポーションを披露する。
内田「・・悠優・・きれいだ・・本当に綺麗だよ・・」
女性の一番大切な処をペニスの先端で弄られながら自らの容姿を褒められた彼女は、その甘酸っぱい不思議な感覚で身を捩らせる。
内田「・・悠優はまだCになったばかりだもんね・・」
「怖くて不安なのは当たり前だよな」
彼女は彼の言葉を真剣な面持ちで聞きながら、その不安な心境を隠そうとはしなかった。
すると彼が言葉を続けて行く。
内田「・・僕は・・」
「僕って実は・・」
「大人の女性に興味が無いんだ」
悠優「・・・!!」
彼の口から発せられた突然の言葉に彼女は口元を少しだけ開いて、その言葉にならない言葉を綴っている。
内田「・・本当に・・全く以って恥ずかしい事なんだけど・・ね」
「その・・僕って・・成人女性に勃起出来ないんだよ」
気まずそうに苦笑いをしながら己の性癖を披露する彼の姿は、切羽詰まった現在の心境を物の見事に物語っていた。
内田「それと僕って確か、君のお母さんより二つ年下だったな」
「だから僕と君は親子くらい歳が離れてる事になるね」
彼女は彼からの真のカミングアウトした言葉に触れて、自らの言葉を失ってしまう。
内田「・・こんな僕って・・気持ち悪い、かな?・・」
彼女は失った言葉の代わりに首を何度も横に振る。
内田「・・ありがとう・・」
「例え契約上で僕に気を遣ってくれてるんだとしても・・」
「・・嬉しい、です・・」
「・・心からありがとうを言いたい・・」
彼の自らを卑下する言葉を受けて彼女は先程よりも強く首を横に振る。
内田「・・だから・・」
「だから僕は・・僕は君じゃないと駄目なんだ・・」
「多分・・いや、きっと」
彼女は彼の悲しそうな眼を見ながら沈黙を続けている。
内田「・・悠優・・」
「こんな僕を、偏った性癖の僕を・・受け容れてくれる?」
「我慢して耐えてくれる、かな?」
彼の本当の素の心に触れて、彼女の心も一つの形に定まった。
すると彼女は満面の笑みを湛えて彼への回答とする。
悠優(はい!..わかりました)
(でも..でもがまんなんかしないです)
(わたしも..わたしだっておなじきもち、だから..)
母の為に自らの身体を売る罪深い己の姿を振り返って、彼女は彼の心に真の同調を果たし始める。
そしてそんな彼女は今迄に抱いていた全ての憂いを取り払って、彼の元へとはせ参じて行く。
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