悠優(うちださんって?..このひとってさっき..
じぶんもファーストキスだったって?..)
(..はじめてだったって..)
彼女は確かに聞いた。
そしてその事を鮮明に思い出した。
彼がカミングアウトした言葉を。
更にその言葉によって自らの心が彼の心へとシンクロし始めてしまった事をも。
悠優(だったら..それだったら..)
(..えっちもはじめてってこと?..)
よくよく考えを巡らせれば直ぐにでも答えは出る。
だがSEX未経験の彼女には些かハードルが高すぎた様である。
悠優(じゃあじゃあ、それじゃあ..)
(わたしと..いっしょ???)
(まさか?..ほんとに?)
プロフィールの情報とは別に、幼い彼女の目から直接判断しても30過ぎにしか見えない実物の彼が童貞である等とは、到底思い付きもしない状況である。
そんな彼女は徐々にではあるが、自らの成すべき事の内容がハッキリと見える様になる。
悠優(わたしが..わたしが教えればいいの?)
(うちださんとわたしがえっち出来るように?)
(..バージンのわたし、が?..)
どの様な巡り合わせを以ってどんな経緯を経ようとも、契約上からいずれは結ばれる運命の二人である。
その事を真に悟るしか道が無かった彼女は、彼へと真摯なレクチャーを始めて行く。
悠優「・・した・・もっとした、です・・」
彼女の口から突然発せられた言葉に彼が強く反応する。
内田「えっ? なっなに?!! 下??」
悠優「はい・・おちんちんのあたっている、そのもっとした」
妖精の様な少女の口から”おちんちん“と云う卑猥な言葉を聞いて、彼のペニスがピクンッと反応をすると、その硬度は見る見るうちに元の臨戦態勢へと引き上げられてしまう。
悠優(きゃ?! わたし(汗)..わたしったら
おちんちんなんてことばをいっちゃった?!!)
「そう、もっと・・ううん、ちがう、ちがいます!」
「そのした・・そうっ! そこです!」
彼女の的確なナビゲートのお陰で彼の亀頭はようやく聖なる乙女の入り口に辿り着く事が出来た。
内田「あっ? あった? 在った!! ここだ!!」
「やった!! やったよ!!」
「ほら! ちゃんとはまり込んで!」
彼の弾ける様な笑顔を見ながら、彼女も嬉しそうな笑みを見せている。
悠優「よかったですね・・うちださん(微笑)」
内田「ゆ?・・ゆう?ゆ・・」
己の欲望と都合だけで幼気な身体と純潔を穢そうとしている一人の男を、この少女は笑顔を以って受け容れてくれている。
内田「ゆぅ?・・・悠優ぅっ!!」
悠優「はっ? きゃあ!」
つい先ほどまで他人であった二人は、今初めて心の通い合った抱擁を交わしている。
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