第4話
日常を繰り返していると、自分の意外な一面を見つける事が、
ごくたまにだがある・・・・。
尤も、その一面の発見が嬉しいかどうかは状況による。
正直、ここ二三日で発見したこの一面は嬉しいとは思えないものだった。
またしてこのクソ暑い朝に早々と起こされ、
さっさと昨日の洗濯物の片付け等をやり、朝食の準備に入る。
ここ最近、料理を作るのが当たり前になってる。面倒だが・・・・。
まりがコンビニの出来合い物を嫌っているというのもあるが、
費用面でもこの方が安く済むというメリットがある。
そしてここにきて明らかに料理の腕が上がってる。
なにより自分が意外にも凝り性であるという発見もあった。
正直、全部不本意だ。料理なんてしたいとも思わなかったし、
こんな一面発見しても全然嬉しくない。マジで・・・・。
出来た物をテーブルに並べている頃にはまりも起きて来ている。
目の前の料理に目をキラキラさせているまり。
「いただきます。」
俺もさっさと食う事にする。
「うん、美味しい。
これならいつでもお嫁にいけるね。」
びしっと親指を立てて言うまり。
「誰が行くかっ!!!。」
冗談じゃねぇ。俺は貰う側だっ。
ったく、何考えてるんだこいつは・・・・。
そんなこんなで朝食も終わり、さっさと片付ける。
後はのんびりとした時間ってやつだ・・・・。
そんななかだった。俺はトイレを済ませ、まりの所に戻ると、
まりは何枚かの紙を見ていた。
それは俺の期末試験のテスト用紙で、
全て31点以上40点未満という素晴らしいものだった。
「そう言えばお兄ちゃん、なんで今の高校にしたの?。」
俺が戻って来たのに気づいていたんだろう、唐突に聞いてきた。
「近いから・・・・。」
他に理由はねぇ、ずっとそうしてきたしな。
俺の実家からは小学校はそこそこ近い。
たが中学校、高校は自転車でもしんどい距離になる。
そして元祖父の家で一人暮らしを始めたのは、
やかましい親から逃げるというのもあったが、
なにより学校まで歩いて行ける程近くなるというメリットがあった。
尤も、歩いての通学は一度もしていないが・・・・。
「言うと思った・・・・。」
呆れた顔で言ってくるまり。別に良いだろうが・・・・。
「一応言っとくけど、お兄ちゃんの行ってる高校。
結構偏差値高いんだよ。」
「?どういう事?。」
「つまりぃ、頭の良い人か、成績の良い人しか入れない学校だって事。」
あぁ、なる程。受験する学校を決めた時、
親がやけに喜んでいたが、それが理由か・・・・。
「ちなみに大学どうするの?。」
「さぁ~な。」
正直めんどいし、行きたくないってところだな。
「進学しないと、おじさん、おばさん怖いよ。」
「げぇ。」
しまった。すっかり忘れてた・・・・。
当初高校受験も適当にやれば良いと思っていたが、
両親共そういう事にはうるさく、鬼の形相で脅され、
受験勉強を必死でやったという黒歴史があった。
後一年あるんだしと思いたいところだが、
口にすると絶対恐ろしい事になる。
「まっ、まぁ~考えとく。」
とりあえずそれで逃げる事にする。
幸いにも、まりもそれ以上追求してこなかった。
そして昼食後・・・・。
「で、どうする?。」
「う~ん。」
俺が聞いたのはお互いのあそこを弄りあうかという事だった。
当初はまりのセックスがしたいというところから始まったのだが、
セックスへ恐怖心てのが強くなって、
気が付けば8月の半ばになるまでこの状態が続いている。
「そろそろセックスしたい。」
「拘るなぁ・・・・。」
「当然・・・・。」
まりのその当然にどんな意味があるかは分からん。
しかしいつもの様に縁側に立つとさっさと裸になる。
「お兄ちゃんも早くっ!。」
「へいへい・・・・。」
なんか覚悟はある。その覚悟なんなのかは分からんが・・・・。
俺もさっさと裸になり、まりの隣に立つ。
「今更だけど、お前毛生えてないんだな。」
ほんとに今更。まりは首から下はつるつるだ。
雑誌だと大抵の女はあそこに毛がある。
「周りの子はだいたい生えてるげとね。」
「そうなのか?。」
「そうだよ、これでも中学生だしっ!。」
勘に触ったのか怒った口調になるまり。
「わりぃ。」
「分かればよろしぃ。」
とりあえず謝罪が終わったところで、まりは俺の目の前で座り、
足を開いて見せた。
「今日は私のだけを弄って。」
「なんでだ。」
「だってお兄ちゃんの弄るとすぐいくし・・・・。」
「ぐっ・・・・。」
事実なだけに反論出来ない。くやしいが・・・・。
「だからお願い・・・・。」
「分かったよ・・・・。」
ぶっきらぼうに答え、俺は腹這いになり、
目の前にまりの割れ目があった。
やっぱすんげぇエロい、舌を当てると、
それにあわせてまりのあそこが形を変え、俺の舌を受け入れる。
「くくっ・・・・、あはぁっ。」
最初はくすぐったいような反応をしていたが、
だんだんと色っぽい声を上げてくる。
舌で膣内を回し、片手でまりを支え、
もう片方の手でまりの胸の感触を楽しむ。
「あうぅんっ・・・・いやぁっ、いぃ・・・・。」
まりの声の色っぽさが増すごとに膣内の愛液が増し、
舌の動きにあわせてくちゅくちゅという音がたっていく・・・・。
俺の口の中にも愛液が入ってきて、互いに性に溺れているのを実感する。
だが、だんだんと俺のあれが暴れている様な感覚が走り出す。
なによりそろそろ疲れてきた。
俺は舌を抜き、起き上がり、まりと顔を合わせる。
「セックス。したいんだな?。」
「うん。」
俺の質問に顔を赤くしながら答えるまり。
実際俺の方もセックスしたくてたまらないという状況だった。
まずはまりを寝かせ、足を開かせてその空間に入って行く。
俺もVの字に足を開き、
俺のあれがまりの閉じ切った割れ目を狙ってる様に見えた。
すっかり固くなったあれを掴み、まりの割れ目に当てていく。
すんげぇ緊張するし、心臓がばくばくさてやがる。
「やるぞ・・・・。」
明らかに緊張で声が震える俺に頷いて答えるまり。
もう腹を括るしかねぇと思いながらあれを押し当てていく・・・・。
するとまりの割れ目が少し開きあれを受け入れている様に見えた。
しかしすぐに固い物に当たるような感触がくる。
「大丈夫、そのままきて・・・・。」
少し不安そうな顔をしながら言うまり。
「はぁ、はぁ、はぁ、。」
続く緊張からか俺も息があがってる。
少し力を込め、あれを侵入させていく・・・・。
「んっ!・・・・ぐうぅっ!。」
「大丈夫かっ?。」
苦痛の表情を見せるまりに不安になって聞いていた。
「ちょっと痛いけど・・・・大丈夫。」
作り笑顔だと分かる表情で返してくるまり。
だが、今はそれを信じるしかない。
もう一度力を込める、すると本当に何かに当たる感覚があった。
よく見ると俺のあれがまりのあそこに入りきっていた。
「やったぞっ!、頑張ったなまり。」
「うん・・・・嬉しい。」
ほんとに嬉しそうにしているまり。その目には涙があった。
後はどうすれば良いかは分かってる。
俺は腰を動かし、あれをまりの割れ目から抜けないようにしながら、
ピストン運動を続けた。
んぐぅ、やべえ。まりの膣の締め付けに少し痛み感じるが、
それ以上の快感が伝わってくる・・・・。
「すげぇ、セックスってめちゃくちゃ良い。」
「うん。私も、私もだよ・・・・。」
だがもっと感じていたいと思っていた矢先、射精感が来る。
「わりぃ。」
「ううん。いいよ。
ねぇ、もう一度やってよ。続けたら復活するでしょ?。」
まりの提案は嬉しかった。
体には少し疲労感があったが、
まだセックス出来るという嬉しさの方が強かった。
俺はまたピストン運動を始める。
感覚はまだないが、あれがまりの割れ目に出入りする光景は、
ものすごくいやらしく感じた。
「ははっまりのあそこ、すんげぇいやらしい。」
「もう、あんまり見ないでよぉ。」
口で文句を言っても顔は嬉しそうにしているまり。
やべえ。可愛いじゃねぇかよ。
やがてあれに気持ち良い感覚が戻って来る。
なにより一度射精したことでセックスの音がよりいやらしくなっている。
そして二度目の射精。互いにセックスに溺れきった顔になっていた。
「あぁ・・・・良かったぜまり。」
「うん、大好きだよお兄ちゃん。」
セックスの疲れもあってかしばらく二人はそのままでいた・・・・。
(第4話終)
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