それを聞いた美冬は「ホント?…ありがとう」と言った。…その後人混みの中、俺達は定番の食べ物を買い家に帰った。家で買った物とお節料理を出しささやかなお祝いをした。俺は「ちょっとトイレ」と言って席を立ちお年玉を用意した。戻ると「はい…お年玉」と言ってポチ袋を出した。「えっ!?いいよそんなっ」と美冬は断ったが「あっても邪魔にならないだろう」と言うと「ありがとう…なんかゴメンね…気遣わせちゃって」と言って受け取った。美冬は「見ていい?」と言うと袋を開けた。「えっ!?こんなに?」と驚いた。俺は3万円入れていた。「こんなに貰えないよ…」と言って困っていたが「いいんだよ…俺の気持ちだから」と言うと「でも…」と言って返そうとした。俺は言いくるめた。美冬は結局「ありがとう…大事に使うね」と言って受け取った。…午後になり「そろそろ帰るか?」と言う「…うん…そだね」と言い帰り支度をした。車を走らせると美冬は「あれっ!?こっちじゃないよ?」と言った。俺は新宿とは真逆の方向に向かった。
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