「それと…はいっコレっ」と言い赤い半ヘルを渡し「それ美冬用」と言った。「じゃぁ行こう」と言い俺はバイクを押した。先に俺が乗り「はい乗って」と言って美冬が乗るのを待った。美冬は一瞬躊躇ったが乗った。「バイク乗るの初めてです」と言った。「そうなんだ…じゃぁ動くから俺の腰にしっかり腕回して」と言うと美冬は「失礼します」と言い腰にしがみついた。背中に美冬の温もりを感じながらバイクを走らせ、田貫湖にある休暇村の温泉に行った。「大丈夫?怖くなかった?」と聞くと「ちょっとドキドキしたけど、優しい運転だったから怖くなかった」と言った。中に入りタオルを渡し「じゃぁよく温まって…1時間後に」と言い別れて温泉に入った。ゆっくり浸かり疲れを癒やした。少し早めに出てのんびりしていると、やがて美冬も上がってきた。その後、俺達は花鳥園に行きフクロウや花を見た。「ヤバ~いっフクロウ超可愛いっ」と美冬ははしゃぎ写真を何枚も撮った。俺は少し知っているフクロウのウンチクを教えた。
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