「2人用だけど、藤田ちゃんが嫌なら俺1人で使うけど?」と言うと「別に嫌じゃないです」と小さい声で言った。「じゃぁ疲れてると思うけど準備しようか」と言い俺達は続きをした。お互い慣れているので、あっという間に完成した。「喉乾いただろ?何か買ってくるからその間に着替えちゃいな」と言って俺はテントを離れた。俺は(ちょっと大胆過ぎたかな?)と思った。「買って来たよ」と声を掛けると美冬は出てきた。カーキ色のコートに水色のセーター、ホットパンツにレギンスとボンボンの付いたニットとゆう姿だった。「おぉっ…凄ぇ可愛い…」と言うと美冬はまた顔を赤らめ照れた。それがまた可愛いかった。「よしっじゃぁ行こうか」と言うと「どこに行くんですか?」と聞かれ「この近くに温泉あるからそこに」と言うと「温泉っ」と言って嬉しそうな顔をした。「温泉好き?」と聞くとコクコクっと2回頷いた。俺は「じゃぁコレ背負って」と言いリュックを渡した。「コレって何?」と聞かれ「バスタオル何かだよ」と言った。
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