「じゃぁお父さんが師匠なんだ?」と言うと「そうなんです」と言った。トイレに着き用をたした。俺が先に出て隣りにある自販機の方に行った。程なくして美冬が出てきて「真田さん?」と呼んだ。「こっちだよ」と懐中電灯を振って知らせると美冬は来た。「戻ったのかと思った」と言った。「まさか…それより温かいの何か飲む?」と聞くと「でも」と言った。「遠慮しないでいいよ」と言ってお金を入れ「はい好きなのどうぞっ」と言うと「ありがとうございます…じゃぁ」と言ってミルクティーを押した。俺も同じ物を買いテントに戻った。戻る途中でハプニングが起きた。俺達の後ろでいきなりガサガサっと音がした。美冬は「きゃぁっ!?」と叫ぶと俺の腕にガッチリとしがみついた。俺も驚いたがすぐ冷静になり、音の方に懐中電灯を向け確かめた。「何だ…狸か」と言うと美冬は「はぁ…ビックリしたぁ」と言いその場へたり込んだ。「ビックリしたね…大丈夫?」と聞くと「いきなり音したから腰抜けちゃった」と言った。
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