「試験受かるといいね」と言うと「はいっ」と言った。丁度その時、俺の腹がグ~っと鳴り「じゃぁ…腹減ったから戻るわ」と言うと「あっ…食器は…」と言った。「食器は洗わないでいいから後で持って来て」と言い、俺はテントに戻りご飯を食べた。食べ終わり夜空を見ながらマッタリとしていると美冬が食器を持って来て「御馳走様でした…凄い美味しかったです」と言った。食器を受け取り「どういたしまして」と返した。美冬はある物に興味を抱いた。それは俺がいつも持って来ている、小型の天体望遠鏡だった。「何見てるんですか?」と聞かれ「月見てるんだよ」と言うと「月?」と言った。俺は冗談で「ウサギが見えるんだよ」と言うと「えっ!?」と言った後「アハハっ」と笑った。その笑顔が可愛かった。「クレーターとか良く見えるよ…覗いてみる?」と言うと「はいっ」と言い覗いた。「わっ!?ホントだっ…良く見えるっ」とはしゃいだ。「綺麗でしょ?」と聞くと「はいっとっても…」と言い「初めて月の表面見た」と言った。
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