その日お互い満足して抱き合いながら眠った。…二日目の朝、俺は目を覚まし隣りを見た。沙羅は幸せそうな顔をしながら眠っていた。俺は起こさない様にベッドを出てトイレに行き、またそっとベッドに入りまた眠った。どの位眠ったのか、トントントンと音が聞こえ目を覚ました。隣りに沙羅の姿はなかった。俺は起きてリビングに行くと「あっ!?おはようございます」と沙羅が言った。俺がぼぅっとしていると「もう少しでご飯出来るんで待ってて下さい」と言った。俺は言われるがまま座って待った。やがて沙羅はおかずを持って来て並べ、またキッチンに戻りご飯と味噌汁を持ってきた。「コレ…全部作ったんだ?」と並べられた物を見て言うと、沙羅は得意気に「はいっ」と言った。まず味噌汁を飲んだ。「どうですか?」と聞いた。「美味っ」と言うと「良かったぁ」と笑顔になった。焼き鮭と玉子焼きも食べた。どちらも美味しかった。沙羅も安心して食べ始めた。俺は「久しぶりにちゃんとした朝食食べた」と言った。
※元投稿はこちら >>