澪「コーチと彼・・・」
「・・う~ん・・やっぱり変よ!!・・」
「何か、不自然な感じがする!」
澪はコーチが仕掛けて来る、度重なる自らへの嫌味な言葉や態度にイライラを募らせていた。
澪「絶対に・・怪しい!!」
彼女は彼が守り続けているであろう貞操の危機をひしひしと感じていた。
そして、それぞれの複雑な想いを共に載せて、二人は彼女の走らせる車の中に居る。
康子「ねえ、正章くん?・・」
「・・あの?・・聞いてる?」
正章「はっ?!!」
康子「今夜は遅くなるって、
典史君に言って置いたから・・ねっ!」
彼女は妙に色っぽい口調で緊張する彼に話を伝える。
正章「あっ!・・は、はい!」
彼はその言葉を受けて何故か身体全体が硬直して仕舞う。
正に蛇に睨まれた蛙状態である。
そんな怪しげな雰囲気を纏ったまま、二人の乗る車は彼女のマンションへと到着して仕舞った。
康子「さあ、どうぞ~!」
「ちょっと、散らかっててゴメンなさいねぇ~」
彼女は男を自分の部屋に誘い入れる時の常套句を口にしながら、ドキドキする胸の鼓動を抑えて彼を部屋に上げる。
正章「はあぁ~!」
「凄く綺麗な部屋ですね~!」
「落ち着いた雰囲気で・・」
「メチャクチャ格好いいです!!」
彼のお世辞の様に聞こえない世辞に、彼女は益々気持ちを高揚させて行く。
康子「ふふっ!(笑) ありがと!」
「じゃあ、そこに座ってぇ~!」
「今、お茶を用意するから、ねっ!」
そう言って彼を居間のソファーに座らせる。
そして彼女はいそいそとキッチンへ急ぐ。
その急ぐ理由は彼に出すお茶の中に含まれていた。
彼女はドーピングに引っ掛からない向精神薬としてアルコールを選択して、それをお茶に混ぜたのである。
康子「さあ、どうぞ!」
彼女は用意したポットから彼のカップに紅茶を注いで行く。
正章「・・あぁ~、いい香りです!・・」
「あっ、でもこれって?」
康子「ああ!・・その香り?」
「それはブランデーよ!」
正章「ブランデー?・・ですか?」
康子「ええ!・・少しだけなら君にも大丈夫な物よ!」
正章「でも・・お酒、ですよね?」
康子「へーきよぉ~!!」
「コーチの私が言うんだから!!」
正章「そう、ですね・・分かりました!」
彼は彼女が懐に温めていた、とっておきの最高級ブランデーの香りに酔いしれる。
そして運動後の疲れと喉の渇きからか、ゴクゴクと何杯も平らげて行く。
更に彼女は茶を注ぐ毎に、アルコールの濃度を少しづつ増して行った。
すると彼は30分も過ぎぬ内に、イイ感じに出来上がって仕舞ったのだ。
正章「はあぁぁ~、なんだかいい気分、ですぅ~」
彼女はそんな彼の姿を見極めて、次の段階へと歩みを進めて行く。
康子「正章く~ん?・・だいじょ~ぶ?」
「これから大事な用事が待っているのよ~!」
正章「だぁ、だいじな、ようですかぁ~?」
康子「そうよ~、さっき云った検体の
採取をしなきゃならないのよ~?・・」
「わかる~?・・わかるかな~?」
正章「はぁ~い!・・わかりますよぉ~!」
彼は片手を挙げて彼女へと意志を伝えようとする。
だが既に身体の力は抜けて、目も虚ろな状態である。
その姿を確認した彼女は、彼に自らの言い訳を言い聞かせて行く。
康子「もうっ!仕方が無いなぁ~!!」
「・・じゃあ、私が手伝ってあげる!!・・」
正章「はぁえ?・・・は、はいぃ~・・」
「おねがいぃ~・・しますぅ~?・・」
康子(言った?・・今言ったよね?)
(うんうん!確かに言った!!)
彼女は半ば強制的に彼の承諾を得ると、逸る(はやる)胸の内を無理矢理に押さえ付けて、彼の制服ズボンのチャックを下ろし、ベルトを外して、それらをスルスルと脱がして行く。
康子「もうっ、全く!!」
「手の掛かる子ねっ!!」
彼女は口から吐く言葉とは裏腹に、その気持ちを昂らせて彼のパンツをも降ろして行く。
するとそこには、ぐにゃりとうな垂れた彼のペニスが光り輝いて存在して居たのである。
康子「あっ!!・・あ、あっ!・・・」
アラサーにして初めて目の前で見る、愛しい異性の神々しい迄の眩しさを放つ性器。
それが今、目前で自らの思うが儘に成ろうとしているのである。
彼女は一瞬では有るが我を失って、その細くて長い指を彼のペニスに優しく這わせて行く。
康子「・・まさあ、きの・・」
「・・おちんちん・・」
「・・いつも・・思ってたよりも・・」
「おっきい、な!」
彼女は自らの子孫を確実に繋いでくれるであろう、その大きな生殖器を宝物の様に扱っていた。
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