「びゅくっ! びゅるっ!! ぶぴゅっ! ぶぴゅっ!」
彼のペニスは止めども無く勝手に収縮し続けている。
そして睾丸に作り溜めをして置いた精液を、一滴残らずに彼女の膣内へと送り込んで行く。
彼の睾丸とペニスは愛しい彼女を孕ませる為に、己の持てる全ての能力を発揮しようとしていた。
典史「しずくぅ・・しずく・・・」
雫「はっ! はっ! はぁっ!! はぅっ!」
二人は共に相手の存在を、性器と身体全体で探り合い確かめ合っている。
雫「・・・あ・・あったかい、よぉ~・・」
「・・おなかのな、かぁ・・」
「なんかぁ・・いっぱいぃ~」
彼女は胎内に溜まり続ける濃厚な熱い精液を、身体と心で感じ取っている。
そしてそれは紛れも無く彼女にとって人生で初めての、男性との共同作業による子作りの瞬間でもあった。
典史「はぁっ!! ふぅぁっ!! ふっ、んんっ!」
「・・・はぁっ! はぁっ! はぁっ!・・・」
(しず、くぅ、のおまんこぉにぃ・・いっぱいだしたぁ~)
(・・・せっくす・・できた・・・)
(せーしをぉ・・しずくの、なかにぃ~)
彼は最後の一滴を、ぴゅくぴゅくと絞り出しながら彼女の柔らかな胸を揉みしだいている。
そして唇や鼻をうなじから背中へと這わせて、彼女の身体と存在を確かめて行く。
二人は浴槽の中でぬるいお湯に浸かりながら、いつまでもその甘い感触に浸っていた。
そんな二人の蕩ける様な甘美な時間が刻々と過ぎて行く。
雫「・・・んっ、ぅぅんんっ!・・・」
彼女が何かの拍子で体勢を変えた瞬間、元の大きさに戻って居た彼のペニスが、にゅるんっ!と膣から抜けて行った。
その彼女のおまんこからは薄赤く染まった精液が溢れ出し、お湯の中にゆらゆらと漂っている。
そしてその精液が二人の股の間に流れて来ると、彼がいきなり思い出した様に彼女へと質問をぶつけて行く。
典史「しっ、雫ぅ?!!」
「俺っ!!・・・膣内(なか)に出しちゃった!!」
雫「・・ふぅえっ?・・」
典史「だからぁ!!出しちゃったの!!」
「どうしよう?・・もし・・」
「・・もしも出来ちゃったら?・・」
雫「・・出来ちゃ?・・」
典史「うんっ!・・」
「もし、赤ちゃんが出来ちゃったら・・」
彼は澪との一件で避妊に対して無頓着で有り過ぎた。
勢いで膣内射精をして仕舞った事を今更ながらに悔いているのである。
雫「・・・わたしわぁ~、かまわない、よぉ~・・・」
「・・あかちゃん、つくろ~・・」
典史「な、な、なっ?・・」
「なにいってんの?!!」
「君はまだ、JCなんだよ?!!」
「しかもしかも、これから大事な大会が控えてるんだって!!」
「・・まずいなぁ~?!!・・」
「マジで・・・ヤバい!!」
彼女は彼の狼狽える姿が滑稽で思わず吹き出しそうになる。
すると彼女の悪戯心が、ムクムクと頭をもたげて来て仕舞った。
彼は自分のピル服用を知らないままである。
彼女はその事をもう少し内緒にして置こうと思った。
雫「・・あのぅ・・」
「わたしはべつにできちゃっても、いいかな・・なんて」
典史「はあああ~~?」
「そっ、そう云う問題じゃ・・」
雫「なんで?・・」
「どういうもんだい、なの?」
典史「だってだってだって・・・」
雫「わたし・・」
「のりふみさんの、あかちゃん」
「ほしい、かも?」
典史「!!!!!」
雫「あなたのあかちゃん・・」
「うんであげる」
典史「???」
雫「おとこのこ?・・」
「それとも・・」
「おんなのこがいい?」
典史「!?!?!」
雫「わたしはおとこの子がいい!」
「のりふみさんみたいなかっこいい子がいいな!」
彼は脳みそが沸騰して、その後トロトロに蕩けて仕舞った。
そして一酸化炭素を吐き出しながら不完全燃焼した彼は、ジョーの様に真っ白な灰には成れなかった。(かなり古い)
※元投稿はこちら >>