典史「澪! みお・・み、おぉ・・」
彼の睾丸は既に大きくせり上がっている。
そしてペニスの方もまた、ジュクジュクと涎を垂らしながらパンパンに膨れ上がり、睾丸からの濁流が通り過ぎる瞬間を今か今かと待ち受けている。
澪「あっ!・・ぁっ!!」
彼女も既に心の準備が出来つつある。
興味本位の文章と出来合いのAV映像でしか見た事の無い瞬間が、今、正に自らの身体で起きようとしているのだ。
彼女はキツく目を瞑って、己のみの世界へと入り込んで行く。
典史「・・ぅあぁっ!!・・ふっんんんっ!!」
彼は今直ぐにでも射精をしたかった。
だが、出来ないのである。
初めての性行為と云うプレッシャーと絶世の美少女のバージンを貫いていると云う現実に加えて、その少女は自らの教え子であると云う背徳感が襲い掛かって来る。
彼は行き場の無い欲望と熱い精液に、その身体をがんじがらめにされ、只々身悶えるしか無かった。
澪「・・のっ、のり、くん?!!・・」
彼女は猛烈に苦悶する彼の表情を下から伺って、一瞬では有るが戸惑いを見せる。
だが次の瞬間、彼女はとっさの判断でいきなり上半身を起こして彼の両肩に掴まり、瞬時の間に彼の唇を奪って行く。
典史「んんんっ??!!・・・」
彼は目を真ん丸に見開いて彼女の顔を見る。
するとそこには微笑みをたたえる彼女の美しい目が存在していた。
澪「・・のりくん・・すき・・」
愛しい彼女からの全てを許す言葉をその耳で聞いた彼は、睾丸の出口に強く栓をしていた大きな錠前の鍵を見つける事が出来た。
彼は下半身に掛かって居た全ての無駄な力を脱力して、彼女のおまんこの奥に有る子宮口へと熱い精液を吐き出して行く。
「ずびゅるっ!!」
一射目を吐き出した直後に彼の脳は目まいに襲われた状態となる。
そのブラックアウトした意識のまま、彼は本能で彼女へと射精を続けて行く。
澪「ひゃあぁぁぅっ!! ふぅぁああぁ~!!」
そして彼女の方も彼からの愛に溢れた熱い奔流を、人生で初めて膣の奥に有る子宮で直接に受け止める。
「どびゅ!! どびゅっ!! どびゅるっ!! どびゅっ!!」
意識の薄いまま射精を続ける彼は、ひたすらに彼女の身体を探し続けていた。
その姿は滑稽でもあり、また真摯な姿勢でもあった。
澪「のりく、ん・・・のりく・・」
彼女は自らの胎内に溜まって行く彼の精液を、その温かさと圧力を身体の奥で感じて確認して行く。
彼女の身体や美貌は一人前以上では有るが、幼い子宮は男の精子を産まれて初めて受け容れている。
しかしながら、その子宮は薬に依って、その機能を停止させられたままである。
彼女は彼の遺伝子を受け容れながらも、受精できない状態を少しだけ寂しく思っていた。
典史「・・・み、お?・・みお?・・」
彼は徐々にハッキリとして来る意識の中で彼女の姿を探している。
只、彼のペニスからは絶えず彼女の体温と命の鼓動が伝わって来ている。
彼は、その事に気付いてからは、只々彼女の身体を抱き締めて行くだけであった。
そして澪と典史の愛在る交わりは終わりを告げて行く。
男性の体力を使い果たした彼は彼女の身体に覆い被さって、その感触を確かめながら甘い香りで疲労した脳の中枢を癒して行く。
澪「・・・のりくん・・」
「おつかれさま・・でした」
彼女は自然と小さくなった彼が、膣から抜けて行く様を股間から感じて、終わりが告げられた事を悟って行く。
そんな彼女は彼の髪と背中をゆっくりと撫で廻していた。
すると自身の視線が動いたふとした瞬間に、テーブルの上に置いてあった一冊の雑誌に目が留まった。
澪「・・・あれ、は?・・・」
彼女が見たその雑誌は、彼女自身が彼に託した物であった。
澪「・・まさ、あき?・・」
彼女は置いてある雑誌から正章の面影を脳裏に浮かべて仕舞う。
澪「・・なん、で・・」
「こんな・・とき、に・・」
そんな彼女は自らの心の奥底を覗いて仕舞った。
彼女は満足そうな顔でまどろんで居る彼の顔を見ながら、今、この瞬間だけ自分の心を閉ざして行く。
二人の股間は共に疲れ果てて、典史のペニスはしょんぼりと萎れている。
そして澪のおまんこからは、彼の吐き出したほんのりとピンク色をした精液が、赤い幾本もの筋と混ざり合ってトロトロと流れ出していた。
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