典史「・・やっぱり次に・・少しづつ、しよう!・・」
「雫を傷付けたくは無いから・・」
「これ以上は・・・」
雫「・・・いいよ!・・・」
「・・わたし・・」
「・・ダメになっても、いいから・・」
彼女は相変わらず下半身を痙攣気味に震わせて彼に訴えて行く。
典史「君は!!・・未来を約束されている・・」
「僕は君のコーチで・・多分、カレシの筈で・・」
雫「わたし!!・・・」
「水泳、やめるっ!!」
「それならいいでしょ?」
彼女は嘘を吐いている。
人生を賭ける程の遣り甲斐と手応えを感じて居るであろう水泳を止められる筈が無い。
彼には、その事も充分に分かっていた。
雫「・・・あいしてる・・・」
「・・たぶん・・これからも・・ずっと・・」
彼女の真の愛に触れた彼は急激に、その下半身と心を盛り上げて行く。
典史「そんな!!・・止められる筈が無いだろっ!!」
「僕には到底及びもつかない才能が有るんだし!!」
雫「さいのう?・・しらない!そんなもんっ!!」
典史「君が知らなくても、僕が知ってるよ!!」
「この僕が出来ない事を君が成し遂げてくれるかもしれないっ!!」
「だから!!」
「お願いだから・・止めるなんて・・言わないで」
彼は彼女の才能に対する憧れや尊敬、そして如何ともし難い己自身の限界を悟って、その悔しさを彼女へ向けてぶつけて行く。
そんな彼女は、彼の無念さと、それが滲む表情を険しい顔で読み取って仕舞う。
雫「・・のりふみ、さん?・・」
だが彼女は最初から彼の気持ちが、それとなく分かっていたのだ。
彼女はいきなり上半身を肘で起こして、彼の唇を甘く、そして優しく奪って行く。
典史「なっ?!!んんっ!・・ふっ、むぅぅんっ!」
そんな彼女の温かい気持ちと柔らかい唇に触れた彼は、一気に溜めて来た心の堰を切って行く。
彼の睾丸は自らの意志で暴発し、ペニスの先端から濃厚な精液を吐き出し初めて仕舞う。
「ずびゅるっ!!」
典史「あ、ええっ?・・はあぁぁっ!! ぅうあっ!!」
彼の麻痺した下半身から己の体液が勝手に流れ出て行って仕舞う。
そんな感覚は彼にとって初めての経験であった。
自らが制御し得ない射精。
彼にとって、それは衝撃的な出来事である。
そんな彼は只々彼女の柔らかい唇と甘い香りを享受するしかなかった。
「どびゅっ! ずびゅるっ!! ずびゅ! どぴゅ!」
雫(あ、えっ?・・なっ、なに?)
(ふあぁぁぁっ!!・・ぁああんっ!!)
(・・あ、あったかい、よぉ~・・)
処女膜で行く手を遮られた彼のペニスから、怒涛の様に熱い精液が彼女の小さな膣に流れ込んで来る。
そしてその白い精液の中で泳ぐ彼の精子は、薄い肉膜に開いた孔から更に奥へと目指して行く。
だが彼女の固く窄まる膣壁の肉に、その行く手を阻まれて仕舞う。
結果、好むと好まざるとに関わらず彼女の処女膜と子宮は安堵され、その尊い純潔は守られて仕舞った。
雫「・・あぁっ!!・・のりふみさん?・・・のり、ふみ・・・」
彼女は自分の性器に浅く嵌(は)まってビクビクと痙攣しながら熱い精液を吐き出し続ける彼のペニスを心で感じていた。
その精液は彼女の膣に納まりきらずに、ボトボトと床に極小さな池を作って行く。
だが彼女の心は満足でいっぱいであった。
愛しい彼からの、中途半端では有るが精一杯の生殖行為に、その心を満たして行く。
彼女は既に彼の虜と成っていた。
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