家につくなり私より先に部屋に入りフローリングに大の字に転がるはるか。
はるか「はーっ、落ちつく。部屋綺麗だねっ」
私「まったく遠慮がないな。しかも初めてきて落ち着くってなに(笑)」
はるか「ねぇ、今日泊めて?」
私「うん、それは聞かなかったことにするよ。なんかあったん?」
はるか「…」
冷静な返しに無言になるはるか。
嬉しい申し出だがゴタゴタに巻き込まれるのも嫌だった私はすぐにOKがだせなかった。
当時は未成年だのポルノだの厳しくなかったとはいえ厄介事はごめんだ。
はるか「ねー、ダメー?」
私「理由次第だな」
話をきくと学校も面白くなく家に帰ると親の小言で嫌になってるとか。私みたいな男を捕まえては遊んでるみたいだがヤることやって終わりらしい。
それを聞いて私はなんとなく萎えてしまい換気扇のしたでタバコを吸った。
私「ただの反抗期かw夕方までは居ていいけど暗くなる前に送るな」
はるか「やだー!」
私「やだじゃない」
はるか「やだー!帰りたくない!」
本気で嫌がりだしやりとりにめんどくさくなってきた私は
私「はー、明日学校は?」
はるか「行きたくない」
私(今までの男達もこれがめんどくさかったんだろうな)
なんて思いながら
私「明日学校行くなら泊めてやる」
はるか「ほんと!?」
私「明日学校行って家にまっすぐ帰るならな」
はるか「条件増えたんだけど…」
私「できないなら知らん」
はるか「ぅ~、約束する…」
私「約束な。俺腹減ったから飯買ってくるよ。少し待ってて」
はるか「は~い」
初めて来た人間を家に残し外に出た。
悪さする様子もないのと外の空気を吸いたくなったからだ。
私(はぁ~期待どうりといえば期待どうりだけどなんか違うぞ?)
ブツブツ言いながら自分の飯を買い、ついでに晩飯の材料とはるかの分も買って帰った。
帰るとはるかはおとなしく携帯をいじっていた。
私「次の男探しか?」
はるか「ひどーい。ゲームだもん」
私「あっそ。ほら、ほんとは腹減ってるだろ。」
はるか「あ…ありがと…」
素直におにぎりを受け取り食べ始めた。
私(はぁ…)
はるか「お兄さん意外と優しいね。てか仕事してないの?」
私「意外とってなんだ。どうみても優男だろうに。いまはしてないよ」
はるか「どうみてもイカついんですけど?(笑)じゃあ私と同じでひまなんだね(笑)」
私「やっぱり帰るか?」
はるか「やだー!冗談じゃん!」
私「ようわからんけど話きくだけならしてやるから帰りたくない理由とか言えよ?」
あまり深入りしたくなかったがズルズル長引く予感もし発した言葉だった。
はるか「うん…ねぇ、少し寝ていい?」
私「どーぞ。ベッド使いな」
はるか「ありがと」
ベッドにはいるなり
はるか「おやすみー♪夜這いはいつでもカモンベイベだよ暖」
私「はよ寝ろ」
数分後には寝息をたてていた。
私「はぁー。なんか疲れた。大丈夫か?これ…」
しかしはるかはさっきまでの表情とは違い優しい顔に見え少し可愛いく見えた。
私(反抗期なー…)
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