苦しさの限界を迎えていた私は、その勢いに驚いき目一杯の力で男の人を押し返した。すると男の人はバランスを崩し、それと同時に口の中の物も引き抜かれた。
ようやく息ができると安心した私の顔に熱い液体が水鉄砲のように何度もかけられた。多分私の口の中で全部出すつもりだったのだろうが、私が引き抜いたせいで顔にかかってしまったのだろう。
生臭くぬるぬるした液体は一目でおしっこではないと分かった。そしてさっきお腹の中に出された物もこれと同じ物だと思った。
激しく咳き込みながら何とか息を整えると、男の人は既に居なくなっていた。ビーチに向かって小さくなっていく男の人の背中を見つけると、私はもう終わったんだと思ってその場で泣いてしまった。
しばらく泣くとゆっくりと身体を起こし、海で身体を洗った。マンコは中まで洗うと海水がしみるのできちんと洗えなかった。口はゆすいだけど喉にはさっきの液体が引っかかっている。いつまでも残っているのは不快だから、仕方ないけど飲み込んでしまおう。
ビーチに戻ると日が暮れかけていて、両親も流石に心配していた。
普段はあまり好きではない両親だが、この時ばかりは顔を見るなり安心して泣き出してしまった。
ホテルに戻り、事情を聞いた両親は「私が魅力的だから襲われたんだよ。自信を持っていいのよ」と的外れなことを言っている。両親は私を抱きしめて慰めてくれたが、私は自分の両親はおかしいんだなとぼんやり考えていた。
その後成長した私は家を出た。両親や弟とは連絡を取り合っているけど、家に帰ればまた裸を強要されるので実家にはしばらく帰っていない。
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