これ以上の進展は是か非か・・・・心臓音を高鳴らせながら自問自答を繰り返している最中、階段を駆け上がってくる母の足音がした。
私は急いで部屋の隅の布団に移った。その瞬間、母がドアを開けた。
「お父ちゃんが呼んでいるからお母ちゃんも行ってくるね、多分、帰りは明日の朝になるよ、由布子ちゃんをお願いね」
私の家では、このようなケースは日常茶飯事のことだ。両親の帰宅は間違いなく明日の朝になるだろう。
ということは、この家には私と由布子の二人にしかいないことになる。
大げさだけど、「これは神か仏かご先祖様が与えてくれたチャンス」だと思った。
後談だが、この仕業はご先祖様だと確信した。
母が外出すると玄関の施錠をした。これで父母といえども私が中から施錠を外さねば家の中に入ることは出来ない。
これで安全を確保した。
次に、私は子供の頃に使っていたタオルケットと夏布団を押入れの奥から引っ張り出してきた。
相当くたびれているが洗濯はしてあった。
私は由布子が寝ている横にその夏布団を敷き、その布団まで由布子を転がした。
由布子は起きることなく思い通りに転がりながら夏布団に移った。
由布子は100%の確率で処女である。自分の布団で由布子を抱けば、破瓜の痕跡が残る。
それを母親に発見されれば親戚も巻き込んでの大騒ぎになることは間違いない。
この夏布団とタオルケットは廃棄予定のもので問題なかった。我ながら用意周到な思考に感心した。
私はまず由布子の全裸をゆっくり堪能、いや視姦したかった。
由布子の今のこの年齢でなければ絶対に見ることが出来ない女の子から少女に移行する一瞬を記憶と記録に刻んでおきたかった。
そして由布子はやがて少女から女に成長していく。
その過程もそれなりに魅力的に違いない。その一部始終も当然鑑賞させてもらうつもりだ。
私は由布子を仰向けにした。起きる気配はない。両手を上げパジャマの上衣をTシャツごと脱がせた。
僅かな膨らみの乳丘が見えてきた。とても乳房と呼べる大きさではない。小さな乳首の尖端は凹んでいる。
凹の部分が乳口に当たるのだろう。乳首も乳輪も薄いピンク色だった。
腋毛は処理しているのか一本も確認できなかった。
私は・・・・改めて由布子の上半身を観察する。
小振りな顔にしては大きな目と耳朶。すうっと伸びた鼻筋、薄い唇とそれに似合った小さな口、
細くやや長い首、薄い撫で肩とそれに続く細い両腕。
勿論、無駄な肉など一片もついていない。
どれ一つとっても遜色はない。少なくとも私の好みとしては満点である。
次は下半身だ。今度もパンツをパジャマごと脱ぐことにした。パンツとパジャマの後方のゴムに手をかける。
一気に引き下ろそうとしたが、小さなお尻が邪魔になった。
私は左手で尻を抱え、右手でパンツとパジャマのゴムの部分を後ろからひん剥いた。
そして、両手でゆっくり脱がしはじめた。
やがて小さく渦巻いた臍が見えてきた、そこは5年前のままだ。さらに引き下ろしていく。
やがて恥丘が見えてきた、無毛ではなかった。まさに生えはじめの薄い産毛が一斉に芽吹いたようであった。
その芽吹きの中に4、5本の目立つ、まさに陰毛が育ちつつあるのが何とも昂奮をそそった。
次に私はパジャマとパンツを両膝まで一気に引き下ろした。
恥丘の全容が私の視界に広がった。産毛の中にしっかりと閉じた縦割れの筋がある。
正直、開いてみたいという欲望が脳をかすめたが、歯止めがきかないと思い固唾を飲んで断念した。
私はズボンを両脚の踵から脱ぎ去った。これで由布子の全裸が明るい百W電球の下に晒された。
私は立上げって愛用のニコンFで全身全裸写真やパーツごとにアップして何枚も撮った。
ただ、卑猥と思えるような写真だけは撮らなかった。残念なのはカラーで取れなかったことだ。
白黒写真は自分で現像焼き付けができるが、カラー写真は店頭に出すしかない。
由布子の裸体を十分に堪能した私は由布子の横に寝そべった。
左手を由布子の首の下に回し、右手で長い髪を触りながら、まず額や目を唇で軽く愛撫した、2、3分も続けたが、由布子の反応はない。
微かな寝息が聞こえるからまだ熟睡しているようだ。
私は、意を決した。今度は、唇にキスをし、舌先を由布子の小さな口に挿しこんだ。
由布子の口は私の舌先が入る分だけ開いた。
「う、うううん~」
由布子の口から小さな甘ったれた声が零れた。私は構わずに舌先で由布子の舌先を捕え絡ませた。
味覚の甘さではないが、由布子の口の中は実に甘かった。
「うっ、ううう、おおおにぃ~ちゃん???」
目が覚めたのか、由布子が小さな声で私であるかを確認している。
私はキスを中断して由布子の顔を見た。目は閉じていた、私は右手で由布子の上下の二重瞼を軽く擦った。
由布子がゆっくりと目を開けた、そして目と目が合ったその瞬間、由布子の顔は真っ赤に染まった。この時点で目が完全に覚めたようだ。
「そうだよ、兄ちゃんだよ。しちゃダメ?」
「だって・・・私はファーストキスだよ・・・・」
「だから、兄ちゃんじゃ、ダメ?」
「ダメじゃないけど・・・・」
由布子は少なくとも拒否をしていない、それが確認できたので私は再び由布子の唇を割って舌を差し込んだ。
由布子は両方の掌を私の胸に当て、少し、押してきた。拒否というより密着の加減を測っているのだろう。
「舌を絡ませて」
そういうと由布子は少し舌先を動かしてきた。
私は、大きく口を開け、由布子の口を包み込むと思いっきり由布子の舌を自分の舌で絡み取った。
「うううう、くくく、るしい」
由布子は小さな掌で私の胸を軽く押した。慣れさせるしかない。
私は、舌先で由布子の口内の隅から隅まで、そして喉の奥まで舐め回した。
舐め回す途中で唾液も涌いてくる、私は、由布子の口中に唾液を送った。由布子はその度にゴクンゴクンと抵抗なく飲み込んでいる。
勿論、私も由布子の口中から吸い取った唾液を余すことなく飲み込んだ。
やがて、由布子が私の胸を軽くトントン、トンと叩いた。俗にいう「参った」の合図のようだ。私は唇を離した。
「兄ちゃん、私を何処に連れていくつもり?」
由布子が息も絶え絶えの中からそう聞いてきた。それにしても「何処に連れて行くつもり」とは何とも素晴らしい比喩だ。
「天国に決まっているだろう」
「嘘っ、私には地獄に思える」
「地獄か、地獄でも兄ちゃんと一緒だから良いだろう」
「本当に兄ちゃんと私は一緒だね、何処までも二人一緒だね」
売り言葉に買い言葉。我がまま放題の気の強い一人娘が二人一緒を確認してきた。
思えば、由布子は私とは、従妹同士という関係はあるが、それ以上もそれ以下の関係はない。
由布子は「好き」「愛してる」等の言葉の確認もないまま、恋人のような行為をするのは、やはり女として不安があったのだろう。
私は頷きながらキスを求めた。今度は由布子は最初から軽く口を開け私の舌を受け入れて自分から舌先を絡めてきた。
私は右手で由布子の左乳房を包み、指先で乳首をなぞった。すると凹んでいた乳首が徐々に浮き上がってきた。
「はあ~ううう、なにか・・・へん」
由布子の声が少し上ずってきた。が・・・その刹那~由布子は自分が裸であることに初めて気付いたようだ。
「兄ちゃん、どうして私は裸なの? 何かしたの?」
「お前、暑いと言って自分で脱いだんだよ」
「うそ?・・それで兄ちゃん、見たの? ぜ・ん・ぶ」
私は何度も頷いた。由布子が再び顔を真っ赤に染めた。そしてタオルケットを被った。
「兄ちゃん、お願い、電気を消して」
「ダメだよ、由布子の全てを見たいから我慢してよ」
「じゃ、兄ちゃんも私と同じ裸になってよ」
由布子が考えられない条件を出してきた。結果的にはこの由布子の言葉が一夜を決定的なものにした。
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