ひろ姉を蔵に誘った時は、俺は何日も前から、話すセリフや順番を何通りも考え、頭の中で何度も練習してから事に望んだ。
だが、沙弥の時はそれよりずっとアバウトだった。
俺は年下で気弱なこの少女をナメていた。
何か適当なことを言って蔵に閉じ込め、強気で迫ればどうにでもできると思っていた。そして、実際ほぼ、その通りに事は進んだ。
住職が隣村の法事で帰りが遅くなる日。俺は5時間目に、腹が痛くなったと仮病を使い、早引きした。
小学校は中学より少し放課が早いので、そうしないと沙弥を待ち伏せできないからだ。
山門の陰に隠れて沙弥が来るのを待ち構え、前に立ち塞がった。
「沙弥!」
「あ、ゆうさん…」
いつもの小さめの声で、つくり笑顔で会釈する沙弥。
「沙弥、住職が呼んでるぞ。蔵まで来いって。お前、何したんだ?」
沙弥は急に不安そうな顔になった。
村の子供たちにとって、住職は、雷親父だった。 悪いことをすると、どこの家の子でも、男女関係なく怒鳴りつけられ、拳骨を落とされる。
寺の境内での悪戯は勿論のこと、学校で他の子をからかったとか、女子のスカートを捲ったとか言うことでも、住職の耳に入れば山門の所で首根っこを押さえられ、説教と拳骨だった。そのため住職は、子供たちからは、教師以上に恐れられていた。
「…あたし、何もしてない…」
沙弥は、消え入りそうな声で言った。
「そうか?なら住職にそう言ってくるから、ちょっとここで待ってろ。」
そう言って俺が境内に戻ろうとすると、
「ま、待って!行きます!」
そう言って慌てて付いてきた。
住職に怒られるポイントは、子どもたちの常識とズレている場合があるので、沙弥としても、何か自分では思い当たらない事で、住職が怒ってるかもしれない、と不安になったのだろう。
蔵の重い扉を開けてやると、沙弥は入り口に立って、中を覗き込んだ。
当然だが、中には誰もいない。
「えっ?」
戸惑う沙弥の背中にびったり自分の身体を押し付け、中に押し込むと、俺は扉を閉め、大きな音を立てて錠前を下ろした。
その音に振り向いて俺の顔を見て、可愛い顔を思い切りひきつらせた後、沙弥は一気に蔵の奥まで走って逃げた。
この時の彼女の行動は、今でも謎だ。
俺はこれまで、村の子どもたちと一緒に沙弥と遊んでやったことはあっても、いじめたことや、身体を触ろうとしたり、スケベな視線を向けたりしたことは一度もなかった。
それが、蔵に閉じ込められた、と分かった途端、なぜ理由も聞かずに逃げ出したのか。まるで俺のねらいを一瞬で理解したかのように。
これが女の勘、というやつなのだろうか?
しかし、蔵の奥へ逃げても、出口などない。すぐ行き止まりになり、壁を背にして怯えた目で俺を見る沙弥に、俺はゆっくり近づいて行った。
「沙弥、パンツ見せろ!」
「いやっ!!」
俺は、いつも聞き取れないような小声で話す沙弥の口から、そんな大声が出るものとは想像もしていなかったので、正直かなり怯んだ。だが、5年の女子の大声にビビッている場合ではない。
「いいから脱げ!」
「いやぁ!」
沙弥は夢中で何度も大きく首を振った。
俺は沙弥の足元にひざまづき、小さな子どもの服を直してやるように、沙弥のハーパンをずり下ろそうとした。
「やっ!」
沙弥は慌ててハーパンの腰ゴムを両手で掴み、抵抗した。
その手首を捉え、ハーパンから引き離そうとするが、片方を引き離してももう片方でしっかり掴んでいるのでなかなか脱がせられない。
仕方ないので俺は、左の裾から手を突っ込み、パンツの脚ゴムもくぐり抜け、ピッタリ閉じたワレメに直に触った。
「やだ~ ゆうさんやめてぇ~」
沙弥は涙声になりながら、必死に俺の手を押さえつけて来たが、ハーパンの上からなのでまるで抵抗にならない。
親指と中指でワレメを広げ、中の襞を人差し指で前後に弄ってやると、少しだけしっとりし始めた。
「やっ!やぁっ!」
沙弥が俺の右手首を両手で掴んでハーパンから排除しようとしたため、手が完全に腰ゴムから離れた。
そのスキを突いて、俺はハーパンとパンツをまとめて一気に足首までずり下ろした。
「やあぁっ!脱がしちゃダメぇ!」
腰をかがめ、慌てて掴んで履き直そうとする沙弥の両手を捕まえ、後ろ手にさせると、ようやく俺の目の前に、真っ白いワレメが現れた。
そのあまりのかわいさ、きれいさに俺はクラクラし、力任せにお尻を抱き寄せてそこにむしゃぶりついた。
「ひゃぁっ!そ、そこなめちゃ… 汚いよぉ… さっきオシッコして…あっ…だ、ダメ…放してぇ…」
沙弥は身をよじって逃げようとするが、後ろが壁になっている上に、俺に尻たぶの下を抱え上げられているので、ほとんどされるがまま同然だった。
ワレメに沿って、舌で割り裂くように何度も嘗め上げると……舌がワレメの上端の合わせ目に触れる度に、沙弥は身体全体でビクヒクッと反応し、「んっ!」と甘い声を出すようになった。
当時の俺は、女のそこに、クリトリスという器官があることも知らなかったが、沙弥の反応から、そこに、特別に女を気持ちよくさせる何かがあることを悟り、集中的に責めた。
ポテッとした外側の襞の下に、それはあるらしかった。
右手の親指で、左側の襞を引っ張り、中の粘膜を舌先で刺激してやると、最初何もなかったそこにいつの間にか小さな豆が現れ、それを転がすように嘗めてやると
「んっ!んっ!ん~んっ!」
沙弥は切なげな声を上げ、見る見る力が抜けていった。
ひろ姉との経験から俺は、女を犯すと言っても、相手が全く愛撫に反応せず、濡れもしない状態で挿れるのは、今の俺にはレベルが高すぎると悟った。
女は感じ出せば、心では拒否していても、抵抗に力が入らなくなるし、アソコがヌルヌルになるだけでなく、全体が柔らかくほぐれてくるらしかった。
俺が沙弥をレイプするにあたり、一番心配したのはその点だった。この幼い身体は、裸にして嘗めてやっても、ちゃんと女としての反応ができるのだろうか?
だが心配には及ばず、沙弥の身体は見かけ以上に女になっていた。
『沙弥と、最後までちゃんとヤれる!』
俺はうれしくなった。
更に、沙弥の抵抗する気持ちを抑え、協力させるには…
「ここが気持ちいいのか?」
「えっ?」
「気持ちいいんだろ?ここ?」
「そんな…気持ちよくなんか…」
「嘘つけ!」
俺がわざと大声で叱りつけると、沙弥はビクッと縮み上がった。
「ここは寺の境内だ。嘘をつくと仏罰が当たるぞ!」
今考えれば笑ってしまうような脅しだが、当時まだ寺の跡継ぎと思われていた俺がそう言うと、沙弥あたりには効果てきめんだった。
「本当は?」
「き…気持ちいい…でも、いけない!こんなコト…あっ!ああっ…」
自分から気持ちいいと認めさせてしまえば、後は聞く必要なかった。
「もっと気持ちよくしてやるよ。こいよ…」
俺は沙弥の足元に絡まったままのハーパンとパンツを足首から抜き取ってやった。
ひろ姉との初めての時に使った6枚重ねの古い畳。俺はそこに、自分の部屋から古い毛布を持ち出し、上に敷いて、簡単なベッドのようにしておいた。
沙弥の手を引いてそこまで連れて行き、
「そこに座れよ」
と命じた。
ところが沙弥はそれを見るなり
「いやっ!それは…それだけは許してぇ!」
俺の手を振りほどいて逃げ出そうとした。
沙弥はなぜ、6枚畳を見てパニックを起こしたのか?
当時の俺たちの性知識では、セックスの体位は正常位のみだった。
さっきまでのように、沙弥が立っている状態なら、どれだけいやらしいことをされても、挿入まではない。
だが、床や畳に仰向けに寝かされてしまったら、あとは自分の膣で、俺のチンポを受け入れるしかなくなる。その時の自分の姿が目に浮かんだのだろう。
せっかく沙弥も感じ始め、いい雰囲気になっていたのに…
俺は沙弥を落ち着かせるために、掴んだ手首を力任せに引っ張り、抱き寄せた。抱きすくめられながら、沙弥は恐怖でガタガタ震えていた。
最近は少し疎遠になっていたが、以前はこの少女と毎日一緒に遊び、妹のように可愛がっていた時期もあったのだ。
あまりの怖がりように、俺はさすがに可哀想になり、もうリリースしてやろうかと考えた。
俺は沙弥の背中をさすってやった。すると沙弥は、俺に救いを求めるように、背中に手を回して抱き返して来た。
その時、ほぼ無意識に俺の右手がプリっとしたお尻に触れた。
夏だったが、俺がハーパンとパンツを脱がしてしまったために、少し冷えていた。
それを温めるように撫で回しているうちに、尻たぶのワレメの一番下に指先が触れると、沙弥がビクビクっと反応した。
「…? そうか、こいつの下に…」
左の尻たぶを引っ張って開かせ、その先に触れると…そこは沙弥の膣の入り口だった。
さっきからの愛撫で、愛液が大量に溜まり、ヌルヌルになっていた。
俺が丸い膣口の縁をなぞるように円を描くと、沙弥の全身がビクッ、ビクッ…と何度も反応し、新しい液が湧いて来て、クチュクチュという嫌らしい音が蔵の中に響いた。
「エッチな音がしてるな?」
「言わないで……恥ずかしい……」
「でも、どんどん濡れて来てるぞ?」
沙弥は答えず、ただ俺の背中に回した手に力を込めた。
※元投稿はこちら >>