俺がファスナーを開けて、反り返ったそれを取り出すと、ひろ姉は首を持ち上げ、それを凝視した。
それから、ふーっとため息をつき、
「…しょうがないか…あたしももう、すっかり気持ちよくなっちゃったし…」
「ひろ姉、いいのか?」
「ん…ゆっくりね。」
俺は彼女の脚を大きく広げさせ、ワレメの下端に先端を押し付けた。
姉はさすがに怖いのか、目を固く瞑り、顔を背けてその時を待った。
俺たちは処女と童貞だったが、予め指挿れで位置を確かめておいたのと、ひろ姉が軽く腰を上げて協力してくれてので、すぐに挿入が始まった。
「ぐ…くぅっ…」
「姉、痛いのか?」
「ん、大丈夫…思ったほどじゃ… 続けて。」
「うん」
最初の一押しで半分ほど挿入ったが、あとは壁にぶつかったようで、腰を使って押し込んでも進まなかった。
『これで行き止まりか?』
俺が躊躇していると
「まだ、全部じゃないみたい…」
姉が教えてくれた。
ひろ姉にとっても、そこにこんなに深く異物がはいるのは初めてだったはずだが、自分の身体のことだから分かったのだろう。
「少し動くぞ?」
「うん……」
俺は、入った所までの深さでゆっくりピストンを始めた。
すると……
とてつもない気持ちよさが俺のチンポを包み込み、腰が止まらなくなった。
動く度にひろ姉は苦悶の表情を浮かべるが、俺はもう、自分のチンポが気持ちいいこと以外考えられなくなり、オス犬のようにひたすら腰を振るしかなかった。
何度目かの突撃で壁がこわれ、一番奥まで届くと、すぐにフルサイズでのピストンに移行。すると間もなく、強烈な射精感がやってきた。
『ヤバい!膣内で射精したら姉に怒られる!止まらなきゃ… 止まらない!どうしよう…』
迷う間にもひたすら腰は動き続け、そして…
とうとう俺は、ひろ姉の身体の一番奥に、大量に放出してしまった。
俺の動きが止まると
「終わった?」
「ああ」
「気持ちよかった?」
「すごく… 姉ゴメン。中で出しちゃった…」
すると彼女は暫く黙り込んだあと、
「ん…多分大丈夫。今日は危ない日じゃないから…」
と呟いた。
当時俺は、女の子に危ない日とそうじゃない日があること自体分かってなかったが、とりあえずそれを聞いて胸を撫で下ろした。
「でもね、ゆう君。あたしのこと好きだって言ってくれたのは嬉しいけど、やっぱりあたしは君を、彼氏とかそういう風には見られない。今のところね。」
諭すように言われて、俺は頷くことしかできなかった。
「だから、こういうことするのは最初で最後。外であったら全部今まで通りだからね。」
「分かった。ひろ姉ありがとう。」
すると彼女は、ほっとしたように微笑んだ。
あとは二人とも、黙々と後始末と身繕いをし、それが済むとひろ姉は
「じゃあね」
とだけ言って、そそくさと蔵を出て行った。
不要に長居をして、俺の気が変わっておかしなことを言い出さないか、心配だったからかも知れない。
この日俺は、惚れた女に想いを打ち明け、処女をもらった。
俺を裏切った汚い村と寺への復讐のつもりで決行した事だったが、それでももしひろ姉が「最初で最後」などと言わなかったら…
彼女になってくれないまでも、このあとも、ほんの時々でも俺に抱かれてくれたら、俺は他の娘をレイプしなかったかもしれない。
そうすれば、村を追い出される事もなく、そのまま僧侶になってたかも。破戒僧だが…
だが実際には、ひろ姉とは本当にそれっきりになり、ヤリたい盛りの俺の欲望は、次のターゲット、沙弥に向かうことになる。
※元投稿はこちら >>