舞とヤッた日から1ヶ月ほどたったある日、住職が隣町の病院へ行くというので、朝から寺は俺ひとりだった。住職はこの頃から体調を悪くして、病院へ行く日が増えていた。
学校が終わり、寺へ帰ると、俺は山門の所で舞が来るのを待った。
一本道の向こうから歩いてきた舞は、山門の脇に俺を見つけると、キッとした表情になり、速足で俺の方に近づいてきた。
俺の前に立ち止まると俺に…
「誰を待ってるのよ?」と聞いた。
「別に…」
「また誰かとヤるんでしょ?美樹ちゃん?夕子さん?」
「あんなブス、相手にしねぇよ」
「じゃあ誰よ?」
ここまでの会話で、舞が俺にヤラれた事を恨んでいる訳ではないと感じたので、俺は次に『お前だよ』と答えようとした。
だがその前に舞は、鞄を開けて中かから小さな箱を取り出し、俺に差し出した。コンドームの箱だった。
「これ、使ってあげて。今日がたまたま危険日だなんて、滅多にないことだけど、それでも女の子にとって、中で出されるのは怖いよ…」
俺に箱を差し出しながら、柄にもなく恥ずかしそうに俯く舞。そのようすを見て俺は、舞が誰のために、この箱を村長の寝室から盗んで来たのか、理解した。
俺は箱を受けとる代わりに舞の手首を掴み、蔵の方に歩き出した。
「ちょ、ちょっと!」
そう言いながら、舞は素直に着いてきた。
蔵に入り、鍵をかけると、舞は自分から6枚畳に座った。
俺もその横に腰かけ、肩を抱き寄せた。舞はちょっと身体を強ばらせながら
「あたしを待ってたの?」と聞いた。
「ああ」
「なんで?他の子でもいいじゃない」
「俺たちは、セックスの相性がいいみたいだからな」
「なによそれ?」
舞は少し不満そうだったが、それ以上は何も言わなかった。
今になって思えば、この時舞は、もっと他の言葉を聞きたかったのかも知れない。だが単純なガキだった俺は、そんな彼女のことをいとおしく思うことはなかったし、舞が2回目をやらせてくれる理由についても、『こいつもセックスの気持ち良さに目覚めたんだな』としか思っていなかった。
俺は舞を6枚畳のベッドに押し倒そうとした。だが逆に、彼女は身をよじって俺の肩を押して倒し、その上に覆い被さった。そして俺が呆気に取られている間に、この間とは逆に、俺の膝の上辺りに尻を降ろし、マウントポジションを取った。
俺は一瞬、この間の報復に、ボコボコにされるんじゃないかと警戒したが、さすがにそんなことはなく、舞はなんと俺の短パンとトランクスを脱がせに掛かった。
舞の手首をつかんで蔵に引っ張ってきた時から、もちろんチンポは勃ちっぱなしだったので、トランクスを降ろされるとすぐに飛び出して、真っ直ぐ上を指した。
舞はおそるおそる、その根元に手を延ばし、握った。
「舞?何を…」
舞が何をするつもりなのかは、状況から明らかなのだが、それでもまだ俺には信じられなかった。
俺のチンポを握り、しばらく先端を見つめていたが、やがてゆっくりと唇を近づけ、パクっとくわえた。
「あっ!ああっ!」
驚きと、舞の口の中の気持ち良さに、俺は情けない声を上げてしまった。
その反応がよほど嬉しかったのか、舞は柔らかい舌を亀頭に絡め、唇をすぼめてカリを刺激した。
「舞、やめろ… 口の中で…出しちまう…」
だが俺がやめろと言うほど、舞の舌と唇が激しく責め立てて来て…
溜まってたこともあり、俺は5分もしない内に激しく射精させられてしまった。
俺の精液を全部吸い取ると、舞は苦そうな顔をして、それをティッシュに吐き出した。
そして勝ち誇ったように
「どう?」と聞いてきた。
「す、すげぇ気持ちよかった…」
すると舞は、ちょっと意外そうな顔をしたが、
「そう…よかったね。でもこれでもう今日は、挿れられないね?」
それを聞いて俺は、舞がなんでこんなことをしたのか分かった気がした。
負けず嫌いの彼女からすれば、幼なじみの俺に処女を奪われた事よりも、俺に力づくで組伏せられ、おっぱいやアソコを好きになぶられた事がしゃくだったのだろう。その仕返しに今日は俺を組伏せ、チンポをなぶり、1ヶ月もの間、再び舞の膣に挿入する時を待ちわびていた俺から、そのチャンスを奪ったのだ。
俺にしてみれば、思いがけず村一番の美少女にフェラしてもらって、2回目のセックス以上に嬉しかったのだが。
実際、その頃の俺のチンポはほんの10分もすれば回復し、挿入できるようになったのだが、俺は敢えて
「今日はな。だが次にヤる時は、絶対挿れてやるからな」
と、負けを認めながら次に繋げようとした。すると舞も
「次も、また先に全部吸い取ってやるんだから!」
と言った。
挿れるのでも吸い取られるのでも、これからも舞と身体の関係が続く。
俺は単純にそのことを喜んだ。
それからも、俺と舞は、住職が病院に行く日を狙っては、蔵で互いを貪り合った。だがどちらも、愛とか恋とか言い出さなかったので、セフレみたいな関係だった。そんな日々が、ふたりが高2になるまで続いた。
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