俺は手錠を外してあげ葵が着ている法被を脱がし、さらしと褌と共に袋に入れた。ロープも念の為ロッカーにしまい鍵を掛けた。葵は逃げずにソファーで丸くなってい泣いていた。…「葵ちゃんそこにシャワーあるから浴びるといいよ…トイレもあるし冷蔵庫にはジュースもあるから勝手に飲んでいいよ」と言うと俺はドアの方に行った。「今日はいっぱい運転したからもう寝るよ」と言いドアを開けた。「そうそうこのドア…外からしか鍵は開かないから」と言うと、葵はハッとした顔をして動いた。が、俺は地下室を出ると鍵を掛けた。葵は中からノブをガチャガチャしてドアを叩き「開けてぇ…出してぇ…」と叫んだ。俺は無常にも「葵ちゃんまた明日ね」と言って部屋に戻った。部屋に戻るとモニターの電源を入れた。地下室の様子が映し出された。葵は何とか出ようとしてドアに体当たりをしていたが、やがて諦めるとソファーに座り込んで周りを見回した。そして小さい声で「パパぁママぁ…助けて」と言った。
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