男は震えながらOLの顔の前でナイフをちらつかせた。OLは恐怖で少しパニクっていた。俺は「お姉ちゃん」と声を掛けた。OLは俺を見た。俺はOLに向かって頭を振って見せた。OLは意味を読み取った。OLは横目で男を見ると、男の頬辺りに頭突きを喰らわした。ゴンっと音がした。男はOLのまさかの攻撃に怯んで手を離した。俺は一気に間合いを詰めて木刀を一閃した。男はナイフを落としてその場にうずくまった。俺はそのナイフを拾い、女性2人を立たせ「早く外にっ」と言った。2人を守りながら外に出た。2人を軽トラの所に連れて行き、まず自分の包帯を外し、それから2人のロープを切った。2人は「ありがとうございます…助かりました」と頭を下げた。「荷物は?」と聞くと「ああっ!?中に忘れた」と言った。俺はそこで待つ様に言ってまた木刀を持ち戻った。まだ男達はもがいていた。2人の荷物を取ると、俺は男達にトドメをさした。男達は「ううっ」と呻いていた。俺は「お前らこれに懲りたら二度と悪い事すんなよ」と言って軽トラに戻った。
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