俺はその車のナンバーを見ていて覚えていた。ヤンキー車によくありがちなぞろ目ナンバーだった。…ひなたは「昌幸さん…ゴメンナサイ」とまた謝った。俺は「いいよ…ひなたは悪くないんだから」と言って慰めた。「お風呂入って体洗ってきな」と言ってひなたを風呂場に連れて行った。ひなたは服を脱いだ。顔だけじゃなくお腹にも痣があった。俺の中で計り知れない怒りが込み上げてきた。ひなたはシャワーを浴び始めた。俺はひなたの着替えを持って来た。ひなたのむせび泣いている声が聞こえた。俺はアイツら絶対見つけ出してぶっ潰す…と心に誓った。ひなたが風呂に入っている間に、俺は警官の親友に電話をした。非番だった。俺は親友に「明日10時頃交番に行くから居てくれ」と言った。…ひなたが出て来た。俺はひなたの腫れている左頬に冷えピタを貼ってあげた。俺は寝る前にひなたを抱き締め「大丈夫…俺達が付いてるから…俺がひなの恨み晴らしてやるっ」と言ってから、俺達は布団に入って眠った。
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