夜9時半になった。俺はそろそろひなたが帰って来ると思い、お風呂を沸かし直し一応ご飯も用意した。10時になった。ひなたはまだ帰って来なかった。10時半俺はおかしいな…と思い電話をした。しかし呼び出しはするがひなたは出なかった。いつもなら遅くなる時はひなたから必ず電話が掛かってきた。だがそれがない。11時になった。ここで沙希が「もう寝るね」と言い布団に入った。俺はまた電話をしたが出なかった。俺は外に出て帰りを待った。外は冷えた。11時半になってもひなたは帰って来なかった。俺は一旦中に戻りひなたの部屋に行き、中学の時のアルバムを探し出した。同級生の麻里の家に電話した。母親が出た。麻里に代わってもらった。「麻里ちゃん…あのさ…ひなた知らない?」「ひなちゃんなら終わった後、打ち上げに一緒に行きましたけど、10時頃忘れ物したとかで、お店に戻りましたよ?」「そう…そのお店判る?」「はい…学校の近くの○○です」と言った。「ありがとう」と言って電話を切った。
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