穏やかな日々を送った。ひなたが「もうすぐ文化祭だから…明日から帰り少し遅くなる」と言った。「もうそんな季節かぁ」と俺は言った。「ひなのクラスは何するの?」と聞くと「お好み焼き屋」と言った。…大分、日の暮れるのが早くなっていたから、俺は「迎え行こうか?」と言ったが「大丈夫…麻里(中学の時の同級生)達と一緒に帰って来るから」と言った。それからひなたの帰りはいつもより2時間遅くなり、夜の8時頃になった。…文化祭前日。「昌幸さん明日来るの?」と聞かれた。「うん…沙希と行くよ」と言うと「じゃぁ待ってるね?」と言った。翌日の11時頃、沙希と一緒に文化祭に行った。いい天気だったので人出も結構あり賑わっていた。○農は俺の母校でもあるが、もう殆ど知っている教師は居なかった。「1-Bお好み焼き屋」と看板があった。「まー君あそこお姉ちゃんのクラスっ」と言った。沙希は中学生になる頃に俺の事を「おじさん」から「まー君」と呼ぶ様になった。…「食べるか?」と聞くと「うん食べるっ」と言った。
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