消毒液をつけた。「いったいっ」と言うと足を引っ込めた。俺はまた足を持ち俺の膝の上に置いてまた消毒液をつけた。「くっ…い~っ」と唸ったが今度は引っ込めなかった。絆創膏を貼った。俺はひなたの方に顔を向けた。ひなたは覗き込む様に前屈みになっていた。目の前にひなたの顔があった。ひなたは少しテレ東の大江麻理子に似ている。目が合った瞬間俺は引き込まれる様にキスをしていた。ひなたも逃げずに受け入れた。僅か2、3秒だと思うがとても長く感じた。すると沙希が階段を下りる音がして、俺達は慌てて離れた。沙希は「お姉ちゃ~ん」と言って居間に顔を出した。「お姉ちゃんっどうしたの?」と驚いた。「えっあっ!?これね…」とひなたは説明すると「えっホントに?大丈夫?」と言われ「うん大丈夫」と言った。俺は「残り運んどくから痛みが退くまで休んでな」と言うと俺はまた荷物を運び始めた。ひなたは自分の部屋に行き荷物を片付け始めた。「これで最後」と言うと「ありがとうございます」と言ったが恥ずかしくて俺達は目を合わせなかった。
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