家に着き荷物を降ろした。まず沙希の荷物を運び「沙希片付けちゃいな」と言ってやらせた。次にひなたの荷物を運んだ。アクシデントが起こった。ひなたが小指をぶつけた。「いったぁいっ」と言ってその場にうずくまった。「凄い音したけど大丈夫か?」と聞いたら「小指ぶつけたぁっ」と言って足を抑えていた。「見せてみ?」と言って手をどかすと、靴下が徐々に赤くなっていった。「手当てしよう…歩けるか?」と聞いた。ひなたは立ったが足を着けなかったので、俺は「肩に掴まれ」と言いひなたをお姫様抱っこした。「きゃっ」とひなたは言った。ひなたは「あっ歩くからっ」と慌てたが、俺はそのまま居間のソファーに運んだ。「靴下脱ぎな…今救急箱持ってくる」と言って取りに行った。ひなたの所に戻り「傷みせな」とひなたの足を持った。まずティッシュで血を拭い傷の大きさを見た。右足の小指の爪の外側が割れていた。「指動くか?」と聞くとひなたは指を動かした。「良かった折れてはないみたいだね…染みるけど我慢しろよ?」と俺は言った。
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