JCと子作りしませんか?6
気を落ち着かせる為に、ベッドで横になって目を閉じていたら、いつの間にか寝てしまっていた。
隣では、みくが私の肩から腕に掛けて、手と頭を寄せて寝息を立てている。
何故、自分自身にこんな酷い仕打ちと苦痛を与えた男を信用できるのか?
私には解らなかった。
いや、それ以上にこの少女は何でこんな所で見知らぬ男と一緒に居るのか?
私が払う契約金額の相当分が、この娘と家族に支払われるのではあろうが。
否、今は何も考えまい。
心を鬼にしても初志貫徹せねば。
暫くして、みくも眠りから醒めた。
そして彼女が眼を完全に見開いた瞬間、がばっと飛び起きて慌ててベッドの上で土下座をした。
「ごめんなさいっ! ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!」
こちらがビックリするほど何度も何度も頭を下げて謝るのだ。
「もういいから、 大丈夫だから」
と何度言っても謝るから、今度はこちらが
「すみませんでした。 失礼しました。 本当にごめん」
と、何度も言うと、彼女は顔を上げて、何と、ポロポロと涙をこぼし始め眉間にしわを寄せて身体全体に、ぐっと力を入れて暫く耐えていた。
私がポンポンと彼女の肩をたたくと、やっと顔を上げて、涙でくしゃくしゃになった顔で、にこっと微笑んでくれた。
それから数時間後、私とみくは結ばれた。
私は全ての愛の証を彼女の胎内に注ぎ込み、それを無条件に受け容れてくれた。
こんな結末は全く予想していなかった。
しかし、私の心は満たされていた。
みくは、すやすやと眠っている。
続きます
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