JCと子作りしませんか? 第二章15
金沢へ行った思い出に浸る間もなく、彼は相変わらずの忙しい日々を送っていた。
今日は再び、古巣のTV局での収録である。
午前中のモーニングショーをこなして、午後からのバラエティー番組に備えて、控え室で休憩をしていた。
食事が終わって、番組の台本を再チェックしていたその時、ドアでトントンとノックの音がした。
台本を置いて彼がドアを開けると、そこに立っていたのは件の女子アナ、須藤恭子であった。
「おヒマ?」
彼女は開口一番にそう言った。
彼はその言葉を受けて
「あっ、 ええ、 今は。 どうぞ?」
「あら! ありがと」
そう言って、彼女は部屋に入ってソファーに座った。
彼も化粧台の鏡の前に行って、簡易椅子に座る。
暫くお互いに無言のままであった。
そして、その口火を切ったのは恭子の方であった。
「私、来月結婚するの」
彼には初耳であった。
そして、次は彼が聞く番だ。
「そう、 そうなんだ。 おめでとう」
「で、誰と?」
恭子「貴方、知ってるかなぁ。 村山さん、 ファンドマネージャーの」
村山?
あぁ、あのニューヨーク帰りで、よくTVに出ているあいつか。
しかし、また何で?
「えっ?また何で。 前からの知り合いだったの?」
恭子「うん、 向こうに行ったとき、紹介されてね」
「で、何でまた、 ここに?」
恭子「冷たいわね~、 元恋人に!」
はっ?元?
全く、よくいうよ。
でも今頃、一体何なんだろう。
また、厄介な話でも持って来たのか?
「で、 用事は?」
恭子「別に用事なんかないわ」
彼女は、そう言ってソファーから立った。
そして腕組みをして、暫く彼を見つめていた。
そして、いきなり言った。
「最後に一回だけ、貴方にやらせてあげる」
何という爆弾発言であろう。
彼女は、女子アナ界で最高クラスの美女であり、人気者である。
その彼女は黙って白のスーツのスカートを捲って、白いショーツをするすると脱いでゆく。
そして、後ろを向いて両手でソファーの背もたれを持ち、脚を大きく開いてお尻を突き出す格好をとった。
そして、小さな声で彼に言った。
「どうぞ。 いつでもいいわよ」
全く、いつもの通りで、大胆な事をする人だと彼は思った。
しかし、何故こんな事をするのだろう。
彼には意図が見えない。
だが、彼女のペースに乗せられる訳にはいかない。
彼は用心した。
恭子「ねえ、 どうしたの?」
彼はいつまで経ってもアクションを起こさない。
彼女は最後の手段に出た。
スカートを上まで捲り上げたのだ。
そこには彼女の美しい性器、いやおまんこが見えた。
綺麗なおまんこである。
薄い陰毛と、艶やかで無毛の眩しい膨らみ。
そのワレメの中央から下に向かって、小さめで濃いピンクの小陰唇がはみ出している。
恭子「遠慮なくどうぞ!」
と彼女は言う。
星の数ほど居る須藤恭子のファンが聞いたら、気絶するかもしれない。
だが、彼は騙されなかった。
と、思いたかった。
悲しいことに、彼のペニスはフル勃起状態で、カウパー液がトランクスを濡らしている。
彼は一瞬、今の自分なら出来るかもと思ったが理性が押し留めた。
オスの彼は、目の前の見事なメスに思いっきり種付けしたかった。
しかし、彼は我慢した。
あの、アンナや美玲を裏切る訳にはいかなかった。
「恭子さん、 ごめん!」
彼には精一杯の言葉だった。
意味不明な部分も有るが、彼女の気持ちは伝わって来ていた。
自分が情けないとも思った。
彼女は暫く考え、黙ってショーツを履いて、身だしなみを整えてドアを開いた。
恭子「さよなら、・・・私は本気だったよ」
彼女は、そう言って部屋を出て行った。
最後の言葉が胸に刺さった。
彼は人生で最大級の虚しさを味わった。
帰りのタクシーの中で色々な思いが沸き上がって来る。
もっと、器用に生きられたらと思った。
家に帰ると、どっと疲れが出た。
彼はシャワーを浴びて、直ぐにベッドに倒れ込んだ。
PCの中にはメールが沢山来ていた。
その中には、あの結婚相談所のメールも含まれていた。
続きます
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