JCと子作りしませんか? 第二章7
自宅に戻って次の日になれば、また忙しい日々が戻って来る。
現場でマネージャーからスケジュールを確認した雄一郎は愕然とした。
この先、半月以上は仕事でびっしりの状態である。
プライベートな時間は、ほぼ無いに等しい。
これでは子作りをしている様な余裕など皆無である。
しかし、仕事に穴を開ける訳にはいかない。
彼は深くため息をついた。
さて、先ずは今日の午後。
古巣の局のバラエティー番組の収録である。
共演の司会の名前に、須藤恭子の名前があった。
彼女と彼は同期である。
そして、一瞬ではあったが、交際をしていた仲であった。
しかし彼は、彼女が苦手だ。
何故なら彼女と別れた原因は、SEXにあったからなのだ。
「あら、 お久しぶり。 ふ、じ、た さん」
彼女から声を掛けて来た。
嫌な相手との共演だが、笑顔で対応した。
「須藤さん、 元気そうでなによりだね」
社交辞令だ。
だが、向こうもわきまえている。
「貴方の、 あれ、 よりはね!」
全くしつこい。
彼の頭には、あの日の事が蘇って来る。
あれは、6年前。
丁度、彼の人気が最高潮だった頃だ。
同期で入社した彼女は、彼の事が気になっていた。
彼女は、慶〇義塾大学出身で史上最高のミス慶〇という触れ込みでの入社だった。
そして確かに他の女子アナの誰よりも美しかった。
背は彼より少し低い位で、プロポーションも素晴らしく良く、頭も切れた。
今でも報道番組のMCを務めている。
かと思えば、バラエティー番組でも活躍する才能の幅は他に類を見ない。
正しく局の顔である。
そんな彼女にも気に留める男性が居た。
雄一郎である。
それは彼女との数回目のデートの時。
クリスマスイブの雰囲気と酔いが重なって、念の為にリザーブして置いたホテルに入ったまでは良かったのだが、・・・
「あぁ~~、酔っぱらっちゃった~」
と言って彼女がベッドに倒れ込んだ。
そして
「暑いから脱がせて~、 シャワー浴びてくる」
などと言ってバスルームに行った。
彼はチャンスだと思ったのだ。
彼女となら、童貞を捨てられるかもしれないと。
その美貌と知性、そして知名度で世のサラリーマンが憧れる、最高の女性である彼女となら。
勢いで、シャワーから帰って来た彼女をベッドに押し倒し、いきなりキスをした。
そして、彼女からバスタオルを剥ぎ取って、その大きくて美しい形をしたバストに武者ぶり付く。
前戯や愛撫などお構いなしに、綺麗な太ももを無理矢理大開きにして、奇跡的に勃起したペニスを生のまま彼女のいやらしく誘うおまんこに突き当てた。
までは良かったが、その後がいけなかった。
ペニスの亀頭の先端が彼女のおまんこの膣口に、くちゅっと嵌まり込んだ瞬間に急速に萎んでしまったのだ。
その後、何度挑んでも元には戻らず、暫くして彼女は怒って帰ってしまったのだ。
そんな事が有ってか、彼は彼女には頭が上がらない。
悔しくはあるが、それが現実であった。
「今晩、も、よろしく。 藤田さん」
と言い残して、スタジオの向こうへ行ってしまった。
いつもなら、歯ぎしりするほど悔しかったが今は違う。
彼は、アンナの優しい笑顔を思い出して、気持ちを平穏に戻したのであった。
続きます
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