JCと子作りしませんか? 第二章4
時刻は夕方に入った辺り。
富士山が逆光で見事なシルエットを見せている。
彼にとっては久し振りの、プライベート旅行であった。
ここ数年、忙しさの余り自分の時間を犠牲にして来た。
この景色は自分に対するご褒美だと思った。
しかも隣には、思いも掛けない絶世の美少女がいる。
これは偶然では無く運命なのかもしれないと思い始めていた。
その後、最上階のレストランでディナーを堪能した二人は、バーで軽くワインを飲んで部屋に戻り、ゆったりとした気分でソファーに座っていた。
彼が彼女に聞いた。
「歳の割に、お酒に強いんだね」
「はい。 余り飲む機会は無いけど酔い過ぎたことはないです」
と言う。
彼女の父は、ウクライナの学者で流体力学など最先端の研究をしていたという。
特に航空関連に詳しいらしく、米国から仕事の誘いを受けていたそうだ。
だが、軍事転用が出来る技術にはロシアの厳しい監視があるという。
そんな時、病気で母を亡くしたそうだ。
そして、それを機に母の母国の日本へ親子でやって来たという事だ。
ロシアと米国の間で、今は宙に浮いている状態らしい。
彼女がゆっくりと、そう教えてくれた。
彼は、彼女が余り話したくないであろう過去を、あえて教えてくれた事に感動していた。
そして、更に親近感を持つようになった。
何故か、安心した。
アルコールの手伝いも有ってか、強い睡魔に襲われた。
「・・・さん? ふじたさん?」
雄一郎はアンナの可愛らしい声で目が覚めた。
目を開けるとそこには、一糸まとわぬ姿の彼女が立っていた。
彼は、びっくりして上半身を起こした。
アンナは暫く雄一郎の眼を見ていたが、ゆっくりと後ろを向いて歩きだした。
そして、ベッドに上がって仰向けに寝た。
頭からつま先まで、真っ直ぐにして、手をお腹の辺りで結んで眼を閉じている。
私は無抵抗ですと、身体で表現している様だ。
彼は自然と、彼女の傍に行く。
そして、彼女の唇に軽く、チュッとキスをした。
彼は童貞であった。
彼にとって前戯などと言う言葉に意味は無かった。
生まれて初めて、女性を前にして勃起しているのである。
彼は本能のままに、彼女の性器から秘密の道を探し出し、そこへ自らのペニスを押し当て、一気に貫いた。
「ずりゅっ!」
彼に彼女の様子など目に入るはずもない。
「ずぶりゅっ ぶりゅ」
彼女は、苦痛に顔をしかめ眉間にしわを寄せている。
「ぐじゅるっ!」
何かに到達する感じがした。
「アンナ!」
二人は、下腹部が密着した事で一つになった事を実感した。
続きます
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