JCと子作りしませんか? 2
私にとって後継者問題は切実である。
両親はもう若くはないし、顔を合わせれば結婚の話題を持ち出される。
仕事の内容から知り合う女性の数も限られて来る。
この度の契約は、そんな状況を一気に改善出来るものかもしれないのだ。
しかもとびきりの美少女と交わって、可愛い赤ちゃんを作る事が出来るなんて、まるで夢のようである。
しかし、現実は結構シビアだ。
私は先ず、医療機関で精液の中身を調べられ、精子の数を検討されて条件をクリアした。
他にも興信所を使って素行を調べられたりと結構厳しい。
そして最後の問題は契約金額である。
期間など状況の進展次第で変わっては来るが、高級外車が買える程の費用が掛かる。
偉そうにマニアックな言い方をすれば、ポルシェ カレラ 911 GT3のコンペティション仕様くらい?ってな感じ。
結構どころか、かなりキビシイですね。
でもその先に有る喜びに比べれば何てことは無い、かな?
まあ、もう契約してしまった事だ。
素直に楽しんで行くとするか、と私は開き直った。
数日前に会社から貰ったメールの内容では、相手との待ち合わせ場所は都内の某一流ホテルのラウンジだと云う。
私は、そこでコーヒーを飲みながら時間を潰していると、程なくグレースーツを着た女性が現れた。
身長は155センチ位、綺麗なブラウンヘアーをアップに纏めてメガネを掛けている。
彼女は、
「みくです。よろしくお願い致します。」
と言って名刺を差し出した。
その名刺にはあの契約会社の名称と、如月みくと云う名前が書いてあった。
「あっ、 はい。 よろしく」
と、私は応えた。
この娘か!
素晴らしい。スリムで長い脚と腕、胸は小さそうだがその上に載る顔の小さいこと。眼は大きく開いて上品な顔立ちの美少女である。
この会社は良い仕事をする。
私は心の中でガッツポーズをした。
続きます
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