JCと子作りしませんか?15
「でも、 ・・・ だめですよね」
千尋は消え入りそうな声で言った。
JC3年生には余りにも過酷な状況ではある。
私にとやかく言う権利は無い。
「分かった。 君の好きなようにして構わないよ」
「会社の方には私から連絡しておくから。 その点だけは安心して」
彼女には、こう言うしかない。
一時間後に、またここに来るから、それまでに考えて。
とだけ伝えて、部屋を出た。
私は、一階の大広間でコーヒーを飲みながらテレビを見ていた。
30分程して、彼女が現れて私にこう言った。
「やっぱり、 ここに居ます。 よろしくお願いいたします」
彼女の言葉を受けて
「君が判断した事だから、尊重します」
「まあ、ここに座れば?」
彼女はゆっくりとソファーの隣に座った。
まだ緊張している。
私は、型通りの趣味の話から始めた。
彼女は、陸上競技をしているらしい。
それも短距離走だとか。
学校のクラブ活動は楽しいとか、友達といつも他愛のない事でラインして楽しんでいるなど、少しずつ喋ってくれるようになった。
夕食をとり、互いに風呂に入って彼女も落ち着いて来たのであろう。
徐々に笑顔を見せるようになった。
そして、彼女に気を遣わせないように、早めに彼女とは別の部屋で布団に入った。
この数日、徹夜気味の仕事が続いたので、直ぐに眠りに就いたが、もぞもぞとした感触で眼が覚めた。
すると何と、布団の中に千尋が居たのである。
「えっ、 ええ? どうしたの?」
私は、本当にびっくりした。
最早、この一連の、みくから始まった流れは、想定外の範疇を超えている。
もう、どうにでもなれと思うしかない。
「あの、 ・・・ おねがいします」
と千尋は言うが、一体全体どうすればいいの?
私は、床から起きて呆然とした。
続きます
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