「帰るぞ」と言い俺は美央を連れて戻った。大人気ねぇな…と俺は思った。「アキラ君ゴメン…つい話し込んじゃった」と美央は言った。俺はアイツと仲良くするなっと言いたかったがその言葉は飲み込んだ。それは出来ない約束だと分かっていた。美央と和哉は同じ通学班だからだ。中学生だったら恐らく近づくなと言っていた。…彩香達と合流して家に帰った。彩香達に美央を送って行く事を伝え別れた。住宅に入る前に俺は美央を強く抱きしめた。「アキラ君苦しいっ」と美央は言ったが、俺は無視してキスをした。唇を離しまた抱きしめた。…階段を上がろうとすると携帯が鳴った。千葉からだった。出ると「そっちに居ないよ」と言われた。俺達は笑い俺ん家に行った。「向こう行っちゃったよ」と言うと「ははっ」と千葉は笑った。少しして美央達は帰った。…翌日の午後、姉家族は帰って行った。またいつもの生活が戻った。美央の最後の宿題の自由研究を母が少し手伝った。作品は洋服だった。…夏休みが終わり学校が始まった。
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