俺は席に着いて焼きそばを食べた。食べ終わる頃に彩香がリンゴ飴持って戻って来た。「美央は見てない?」と聞くと「見てないよ」と言った。俺は心配になり「ちょっと探してくるから2人共動くなよ?」と言い聞かせ「見つけたら彩香に電話する」と言って探しに行った。人が多く中々見つからなかった。美央は携帯を持っていない。15分位探し公園の端の方に行った。会場の明かりがギリギリ届く所に美央は居た。「美央か?」と声を掛けると「あっアキラ君っ」と言って立ち上がった。美央の隣りにもう1人影が見えた。和哉だった。「美央っ…探したぞっ!!」と強めに言った。「ゴメンナサイ」と謝った。「家に帰るぞっ」と言って美央の手を掴んだ。「痛いっ!?」と美央が言った。すると和哉が「オジサンっ!!そんなに強く引っ張るなよっ」と突っかかって来た。俺はカチンと来て「あっ?」と言って凄み「お前な…こっちは親から美央を預かってんだよ…中々戻って来ないと心配すんのが当たり前だろう?」と言うと和哉は黙った。
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