俺達は車に乗り込んだ。道すがらそんなに会話がなかった。…すぐに瑠衣の家に着いた。門扉の所に瑠衣母が立っていた。「ありがとねアキラ…宜しく言っておいて…じゃぁね」と言われ「またねっ」と言って車を発進させた。…少しすると美央が「アキラ君どうしたの?何か機嫌悪いね?」と言い俺の顔を覗いた。態度に出ていた様だった。「アイツ美央が好きなんだね」「えっ!?アイツ?」「うん」「?…和哉君の事?」「うん」「そう?私は友達だと思ってるけど…」「いやっアイツは絶対好きだって…確証はないけど分かるよ」と言うと「そんな…どうしよう」と言った。「いつか告白されるかもよ?」と言うと「そんな事言わないで…変に意識しちゃうから」と困った顔をした。…後にこの時の会話が本当になったがまだ少し先の事だった。…美央は「私が好きなのアキラ君だけだから」と言った。コンビニに寄りアイスと雑誌を買い家に帰った。駐車場に車を入れると俺は美央にキスをした。美央は笑った。…姪2人は俺から袋を奪い取った。節操がないなぁと俺は苦笑いした。
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