美央はバドを止めて花壇の縁石に座って和哉と話し始めた。俺はそれが気になり集中出来きずに、空振りを連発した。すると彩香が「アキラ何してん」と言われ俺は「ゴメンゴメンちょっと疲れた」と言って誤魔化した。日が落ち段々と暗くなり始めた。「もう見えないから止めよう」と言った。美央達はまだ話し込んでいた。「美央っ!!戻るよっ」と言うと「あっ?うんっ分かったぁ」と言って立ち上がり「じゃぁの和哉君っ」と言って俺達方へ来た。彩香が余計な事を言った。「美央ちゃんアノ子彼氏?」俺はピクッとしたが「違うよっ…同級生だよっ」と否定すると「アノ子美央ちゃんの事好きなんじゃない?」とまた余計な事を言った。俺は聞いてない振りをして階段を上がって行った。俺は少し不機嫌だった。原因は解っていた。小学生男子に嫉妬している自分に気付いていた。…家に戻るとすぐにシャワーだけ浴びた。出てくるとすぐに夕飯になった。その時姉に瑠衣を送る様に言われた。美央は「私も行くっ」と言った。ついでにアイスを買って来る様にと頼まれた。
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