早苗の誕生日からすぐの事。3人で夕飯を食べながら俺は言った。「ねぇ早苗さん…」「何?」「3人で一緒に暮らさない?」「えっ!?それってプロポーズ?」「えっ!?小太郎さんママと結婚するの?」「えっ!?」とあらぬ方向に話しが向かった。「ダメっ!!小太郎さんは私と結婚するのっ!!」と凄い剣幕でマリが怒った。「私結婚する気ないよっ」と早苗は言った。俺は軌道修正した。「いやっあのね…結婚はしないでもいい…俺が言いたいのは、3人で一軒家借りて同棲しないかっ?って事…ほらっ今もさ同棲してるみたいな感じでしょう?それに頼み事するのにもいちいち言わなくていいし…何かあった時お互いにいいと思うんだよね…どうかな?」と言うと早苗は「そうねぇ…少し考えてもいい?」と言いその日は終わった。…それからマリが夏休みに入った日の夜、早苗が「小太郎君この前の話しだけど…いいわよ同棲しましょう」と言った。俺は「実はこの近くに一軒家の売り家があってね…築10年でまだ綺麗なんだ」と言うと「本当に?」と早苗は驚いた。
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