玄関の外から早苗さんの呼ぶ声が聞こえた。俺はマリを起こした。「マリ…起きろっ!!」マリは「う~ん…なぁにぃ」と寝ぼけながら言った。「早苗さんが帰ってきたから…早く服着ろっ」と言うとマリは「えっ!?ママ帰って来たの?」と言って目を見開いた。「早く服着ろっ」と言って俺はパンツを履かずにそのままスウェットを着た。マリは慌てて服を布団の中から探し出し着ていた。俺は押し入れから毛布を出して居間のソファーに広げて投げ捨てた。そして「ふぅっ」と呼吸を整えてから玄関を開けた。「はい…」「やっと起きてきた…おはようございます」「おはようございます」「あのマリは?」「あっ!?今起こしますね」と言ってマリのいる部屋に入り「マリちゃん早苗さん帰って来たよ~」と言うと、マリは「おじさん…おはようございます」と言って出てきて「ママお帰りぃ」と言った。何とかその場を乗り切った。そしてマリは「お邪魔しましたぁ」と言い自分の部屋に帰って行った。朝からドッと疲れた。俺は寝室に行き、マリの匂いの付いた布団に入り昼頃まで眠った。
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