東名に乗った頃、携帯を弄っていたはずのひなたは、いつの間にか眠っていた。下り線なので渋滞はしておらず、順調に車を走らる事が出来た上りの方は止まっていた。(可哀想に)と思いながら走った。腹が減ってきた。思えば2時間近く走っていた。ひなたを起こした。「もう少しでSAに着くからそこでお昼食べようか?」と言うとひなたは目を擦りながら「お腹すいたね」と言った。…足柄のSAに入った。駐車場は結構混んでいた。建物から離れた所に車を停めた。車を降りて伸びをすると色々な関節からポキポキっと音がした。「お兄ちゃん関節が凄い鳴ったね」と言うとひなたは笑った。まずトイレに行った。個室に入って用を足し、ひなたの黄金水の入ったペットボトルを開けた。俺は少しだけ口に含んだ。しょっぱい様な苦い様な味がした。我に返り(何やってんだ俺は…)と思いながらそれを捨てた。外でひなたと合流してレストランで昼食を採った。ひなたが食べ切れなかった分も貰った。「ふぅ~っ食べ過ぎた」「ご馳走様でした」と言って少し建物内を散策した。
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