『…でも、このあとどうしよう?』
さやたんの中はとても温かく、僕を強く抱き締めてくれて、今にも射精しそうだったけど、膣内に出す訳には行かない。
それに、今動いたら、またさやたんに辛い思いをさせるだろう。
『そうだ。奥まで繋がることが今日の目的だったんだから、もう抜いて、あとは自分でしごいて出せばいいや。』
そう思って僕が腰を引こうとすると、
「ミー、動いて。大丈夫だから」
さやたんが言った。
「でも、そしたら…」
「ん… 今日は大丈夫な日だから、いいよ。そのまま出して。」
僕は、女の子に大丈夫な日と、そうじゃない日があることさえ、よくわかっていなかったので、余計に混乱した。
『でもさやたんはきっと、この初体験を、ちゃんとした形で最後までやり遂げたいと思ってる。ここで終わりじゃダメなんだ…』
僕はイチかバチかに賭けて見ることにした。
『10回だけ動いて出す!絶対出す!10,9,8…』
僕がカウントダウンしながら動き出すと、さやたんはとたんに苦痛に顔を歪めた。
『さやたんごめんね。あと少しだけ… 5,4,3,2,1、それっ!』
僕は力いっぱい腰を引いて引き抜いた。
ほとんど同時に、僕のぺニスは発射角30度で、力強く精液を射出した。
それは勢いよく飛び、さやたんの胸から鎖骨のあたりまで飛び散った。
『や、ヤバかった。あと少しで顔シャ…でも、うまくいった…』
僕が肩で息をしながら呆然としていると、
「ミー、気持ち良かった?」
とさやたんが聞いてくれた。
「うん。今までの人生で一番気持ち良かったよ。」
するとさやたんは、ちょっとぎこちない笑顔で、僕の方に白い両手を延ばしてきた。
僕はさやたんのそばに横たわり、腕まくらをしてさやたんを抱き寄せ…ようとしたけど、さやたんの腕が先に僕の首に巻き付いて来たので、僕が腕まくらしてもらう形になってしまった。
さやたんに抱き寄せられ、僕は彼女の細い肩を強く抱き返した。
さやたんの肩は、震えていた。
こんなに小さな身体で、どれ程怖かったことか。それを乗り越えて、僕に何より大切なものをくれた。
僕はこの子のために、何ができるだろうか?と考えた。
さやたんのお父さんは、大きな会社の偉い人で、とても厳しい人らしい。たとえさやたんが高校生になったあとでも、僕のような二流私大の学生と付き合ってると分かったら、激怒するだろう。話も聞いてもらえないかもしれない。
そうならないために、僕ができること。あと3年半、少しでも良い単位をたくさん取り、就活も頑張って、少しでも良い会社に就職する。これしかない。
僕の大学から有名企業に行った人は少ないけど、やるしかないと思う。
さやたんのためだったら、何でもできるんだ、僕は。 本当に。
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