次の日の夕方、仕事仲間が見舞いに来た。皆驚いていたが俺の元気な姿を見て安心した。その中の同期の奴がお決まりの質問をした。「看護師綺麗な子か?」「残念…綺麗な子もいるけど俺の担当は母ちゃんだよ」と言うと「そっかぁ」と残念がった。そう俺は母が働く病院の整形外科に入院していた。そこに母が来て「いつも息子がお世話になっております」と挨拶をした。皆それぞれ挨拶をした。母は血圧と体温を計り「ちょっとまだ熱があるわね…後で解熱剤持ってくるわね」と言って出て行った。やがて仲間達は帰った。夜、また熱が出た。怪我に寄るものだった。俺は熱よりも骨折箇所の痛みの方が辛かった。そんな事が3日か続いた。…平日なので華は見舞いに来れなかった。俺達は朝と夕方ラインや電話をした。「ゴメンね…お見舞い行けなくて…」「仕方ないよ…平日だし病院も家から離れてるし…それより朝大丈夫か?痴漢とかされてない?」「うん…大丈夫だよ鞄でガッチリガードしてるから…」「痴漢されたら大声出すんだぞ?」「うん解ってるよ…安心して健君以外触らせないから」と言った。
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