親父さんは梱包に使うビニール紐を持って来た。俺は犯人の両手を後ろに組ませ、親父さんが縛った。犯人は何とか逃げ様ともがいた。「おとなしくしろ」と言いながら犯人を正座させ、グルグルと紐で縛った。犯人を玄関の方に連れて行くと、着替えた華とオバサンがいた。「捕まえたよ!」と言って犯人の顔を見せると、華は驚いた顔をして「嘘っ…なんで!?」と言った。「華知ってる奴?」「うん…この前健君に話した塾の…」と言って「サイテーっ」と言って犯人の頬を一発叩いた。その内警察が来て引き渡した。俺達は事情徴収の為に警察に行き説明した。やがて犯人の両親が来て華の家族に泣きながら謝っていた。犯人は華を襲った事も全て認め、「もう…しません」と言った。華の両親は厳しく言った後示談した。事件後、華はショックで熱を出し何日か寝込んだ。俺はいつもケーキ等を買って見舞った。そして3日経った頃華の部屋で「華早く元気になれよ…じゃないとデート出来ないじゃん」と言うと「どこ連れて行ってくれるの?」と華は言った。
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