ある時から愛はご飯を残していた。「愛…ちゃんと食べないとダメだろ…」「…食べたくない…」「ダメだ…ちゃんと食べろ…食べないと治らないよ…」「ヤダ…食べても吐いちゃうもん…」「辛いのは判るけど体には必要なんだよ?」と言っても愛は食べようとしない。すると「晃一さんにはこの辛さが解らないんだよ…」と珍しく怒った。俺は「愛…確かに愛の辛さは解らないけど…食べないと俺と一緒に居られなくなるんだよ?それでもいいの?…そんなの俺は嫌だっ…元気なった愛と色々な所行ったり、泣いたり笑ったり、ケンカしたり仲直りしたり、美味しいとかマズいとか言ったりさ、そんな事もっとしたいな…でも愛がこのまま死んじゃったらそんな事出来なくなるんだよ?…大好きな愛が居なくなったら俺は生きていけない…愛も俺が居なくなったら嫌だろう?…だからちゃんと食べて1日でも早く治してくれ…なっ?」と説得すると「…うん…分かった」と言ってご飯を食べた。その日から愛は辛くても残さずちゃんと食べる様になった。
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