「はい…チクッとしますよ~っ」と言って看護師が空の注射器を打ち血液を抜く。「はい…終わったから起きていいですよ」と言われ愛は起きて肘を曲げ止血をして椅子に座った。「じゃぁ〇〇さん血液検査の結果は一週間程懸かりますのでまた来院して下さい。それと気持ち悪さを抑える薬を出しますので飲ませて様子を見て下さい」と女医が言って診察が終わった。待合室に戻り暫くすると名前を呼ばれ、薬を受け取り会計を済ませ家に戻った。愛はその間もだるそうにしていた。愛を寝かせて俺が昼飯を作った。「愛…ご飯食べれるか?」「少し食べる」と言い布団から出て夏使用のコタツに座り少しだけご飯を食べた。「まだ顔色悪いな」「ごめんなさい…」「謝るなよ…調子悪いんだから仕方ないよ…さぁ…食べたら休んでな」「はい…」と言い愛は薬を飲んでから布団に入って眠った。俺は愛が寝たのを確認して車で買い物に出掛け、その帰りに愛の母親の所に寄った。「すみません…あの愛の保険証はありますか?ちょっと風邪ひいたみたいで…」母親はすぐに持ってきた。
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