暫くすると少女は風呂から出てきた。タオルで髪を拭いてる。「ドライヤー使っていいよ」と言って渡すとまた風呂場に行って髪を乾かし始めた。終わると少女は居間に来て「ありがとうございました」と小さな声で言った。少女を見るとさっきまでとは違い髪に艶があり顔も綺麗になっていた。「前髪あげて」と言って上げさせると美人系の綺麗な顔をしていた。「美人だね」と言うと慌てて下を向いた。「自己紹介してなかったね…俺は〇〇晃一28…君は?」「…〇〇愛…12です」「12歳!?小6?」コクンと頷いた。分かりきった事を聞く。「学校は?」「小5から行ってない」やっぱりと思った。核心を聞く。「体の傷は誰にされたの?」「…ママとママの彼氏…」「お父さんは?」「…小2の時に死んじゃった…」「そっかぁ…本当は警察か児相で保護して貰わないといけないんだけど…イヤなんでしょ?」コクンと頷く。「おばあちゃん家は?」「どこか分からない…あの何でもします…だからここに置いてください…お願いします」と頭を下げた。
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