帰り際愛の母親に俺の番号を教えた。母親も俺に番号を教えてくれた。…それから二週間が経って本格的に暑くなった。いつもの様に仕事を終えて家に帰ると、テーブルの上に豪華な食事が出来ていた。「こんなにどうした?」「だって今日は晃一さんの誕生日でしょ?」「えっ?ああそうだった…忘れてたよ」「あははっ自分の誕生日忘れるなんて…」と愛は料理を用意しながら言った。愛はロウソクに火を点け電気を消して歌いながらケーキを置いた。俺はそれを吹き消した。電気を点け「晃一さんおめでとう」と愛が言った。「ありがとう…嬉しいよ」とお礼を言った。「晃一さんお願い事は何ですか?」「う~ん…そうだなぁ…愛が元気で居ればそれでいいよ」「それじゃぁ…いつもと変わらないよぅ」「そっか…じゃあ…新しいHしよう?」「えっ!?…まさか…お尻?」「うん…」「え~っ!?」「お願い事だよ?」「そうだけど…心の準備が…」「愛の全部を愛したい…」「う~っ……分かった…いいよ…」「本当に?」「…うん…恥ずかしいけど」「愛…ありがとう」と言って頭を撫でた。
※元投稿はこちら >>