お互いに自分の気持ちを告白しました。
「美咲……おじさんだけど、僕とお付き合いしてくれる?」
私はまだ中学1年生。もちろん男の人と付き合った事なんてありません。ただお互いに好き同士、好きな人と顔を合わせてお話するだけで私は十分でした。
「信治さんがそう言うならお付き合いしてあげる」
強気な返事。
「クスッ…美咲ありがとうね。お昼ご飯食べに行こうか?美咲の校区だと知り合いに会うかもしれないから、車で少し離れた場所に行こう」
公園の駐車場に停めてあった信治さんの車の助手席に乗りました。高級外車で左ハンドル。
車を運転する信治さんがかっこ良く横顔にうっとりしている自分がいました。
そんな私に気付いて信治さんは私の手を握ってきました。ドキッとした顔をすると、
「クスッ……今ドキッとしたでしょ?」
私は慌てて正面を向き、
「からかってる?ドキッとなんかしてないもん。恋人同士なんだから手を握るくらい当たり前。」
でも握られた手は緊張で震え、汗ばみ信治さんにはバレバレだったみたい。私も信治さんの大きな手を握り返していました。
「美咲…本当にこんなおじさんと付き合ってくれるなんて思ってもなかったよ。」
「私も…おじさんと付き合うなんて思ってもなかった。信治さんもう42歳で独身だし、私がお付き合いしてあげないと困るかなって」
信治さんは声を出して笑っていました。
本当は真剣に私のお話を聞いてくれて、私の事心配してくれて。まだ中学生の幼い私に付き合ってなんて、
嬉しくて嬉しくて。
信治さんは、信号が赤になると私に顔を近づけ、唇に軽くキスをしてきました。
「美咲…好きだよ」
固まってしまう私。胸はドキドキ…。恥ずかしくて信治さんの目を見られません。窓の外を眺めながら、
「もう…いきなりキスされるとびっくりするでしょ」
「ごめんごめん…今度キスするときは前もって言うから」
前もって言われると余計ドキドキする。余計な事言わなきゃ良かったと少し後悔。
信治さんは私に合わせてハンバーガー屋さんに連れて行ってくれました。
2人でハンバーガーを食べながら、
「美咲…僕の知っているブティックがあるんだ。昼御飯食べたら美咲の服買いに行こうか?今着ている服は可愛くて似合ってると思うよ。中学生らしい感じだね。でも少し大人っぽい服も美咲に似合うかなってね。お金は気にしなくていいから」
私は躊躇するも
「買ってもらうの悪いよ。……でも大人っぽい服に興味ある。私スカート持ってないし……。ありがとうございます」
「クスッ…ございますまではいらないよ。ありがとうで十分。恋人同士だから」
恋人同士といわれカアッと顔が熱くなってきました。
昼食を済ませると信治さんの車で暫く走り、高級ブティックに着きました。
いかにも高そうな服ばかり。小さな私の体に合う服はあるのか心配していると、信治さんはお店の店長を呼びました。
お店の店長は30前後の綺麗なお姉さんでした。
「この子に合う大人っぽい素敵な服を用意してくれないか?もちろん上から下まですべて。靴もね。」
お姉さんは、
「あら社長さんお久しぶりです。この子に合ったご洋服ですね。かしこまりました。あら可愛いお嬢さん…こんにちは。お嬢さんいくつですか?」
「美咲は12歳。」
緊張で言葉が出ません。
信治さんは、
「このお店は僕が出資しているから遠慮はいらないよ。このお姉さんにお任せすれば大丈夫だから。僕は店の奥にいるから、ほら行っておいで」
こんな高級なお店で服を買うなんて夢を見ているようでした。
お姉さんに連れられ服を見て回りました。
お姉さんは、
「まず下着からね。美咲ちゃんはもうブラジャーはしてる?女同士遠慮しないで」
私は恥ずかしそうに言いました。
「あの……ブラジャーは最近つけ始めたばかりで。でもブラジャーに先が触れると痛くすぐったくて着けたくなかったの。」
するとお姉さんは可愛らしい子供用の白いブラジャーとお揃いのパンツを持ってきました。合わせて服も。
「このブラジャー生地が滑らかでお肌に刺激が少ないのよ。リボンが上下お揃いで可愛いでしょ?それからこの薄い青のノースリーブのワンピース清楚で美咲ちゃんに似合うと思うよ。それから茶色のハーフブーツ。さっ着てみましょう?」
着替え室にお姉さんと入りました。女性とはいえ、裸になるのに少し抵抗がありました。でもお姉さんも仕事だから、と思って服を脱ぎ裸になりました。
お姉さんは、
「美咲ちゃん…失礼かもしれないけど社長さんとはどう言ったお関係?御親戚ですか?」
私は黙ったまま暫くして
「恋人なの……でも今日から」
言わなきゃ良かったって思った。でも言っちゃいました。
するとお姉さんは少しびっくりした表情を見せるも親切に、
「そう…恋人なんだね。美咲ちゃん良かったね。でも…美咲ちゃんまだ12歳だよね?」
「……うん」
「お姉さんからのアドバイス。美咲ちゃん、好きな人に会うだけでお話するだけでドキドキして幸せと感じるでしょ?」
お姉さんの言うとおり。信治さんの顔見てお話するだけで幸せを感じていました。
「でもね……大人のお付き合いは違うのよ。精神的な繋がりも大事だけどそれより大切なのは、セックス。美咲ちゃんセックスの意味わかる?」
セックスの意味。学校の男子達は最近やたらエッチでそんなエッチな事を私達女子に話しからかってきます。セックスの意味ぐらいは知ってるけど……深くは知りません。
「セックスの意味はわかる……保健体育で習ったから」
お姉さんは、
「保健体育か……懐かしい。もう生理は始まった?」
顔を左右に振りました。
「生理はまだなんだね。美咲ちゃん…大人のお付き合いにセックスは付きもの。社長さんも例外じゃないとおもうの。男性は女性を抱きたいって思うし女性も抱かれたいって思うのは普通の事なの。美咲ちゃんは社長さんが抱きたいって言われたらどう返事するの?」
私は言葉に詰まりました。付き合うって事を簡単に考えていた自分がいました。
「まだ美咲ちゃんは幼いから社長さんは無理は言わないと思う。でもあの社長さん格好いいしお金持ちだから女性にもてるの。美咲ちゃんの魅力で社長さんを虜にしないと誰かに取られちゃうかも。」
お姉さんのアドバイスは的確でした。どうしたらいいのか不安になってきました。
「お姉さん……私どうしたらいい?」
お姉さんは少し考えると
「美咲ちゃん…思いきって社長さんに聞いてみたら。
私の事抱きたい?って。お姉さんに言われたからって言ってもいいから」
「そんな…お姉さん怒られない?首にならない?」
お姉さんは裸の私にブラジャーとパンツを履かせながら
「社長さんはそんな小さな器量の人じゃないから多分笑うと思うよ。あの店長しょうがないなって。でも美咲ちゃんは真剣に気持ちをぶつけなさい。社長さんの気持ちを聞いて…それから抱かれるかどうか決めたらいいよ。」
私はコクンと頷きました。セックス………どうしよう?
「このブラジャー…ふわふわしているけどしっかりフィットして気持ちいいかも。先端も痛痒くならないみたい」
お姉さんにワンピースを着せられながら
「美咲ちゃんのまだ成長し始めたばかりのデリケートなおっぱい。大事にしないとね。クスッ…いずれ社長さんに触られるからそれまで大事にね。」
「もう……お姉さん……意地悪」
ワンピースを着てハーフブーツを履き鏡を見るとまるで自分じゃないみたい。びっくり。
お姉さんも凄く似合ってると誉めてくれました。
お姉さんは、
「もとがいいから……美咲ちゃんが可愛いからどんな服でも似合うよ。美咲ちゃん…社長さんの気持ちを掴んでおかないとお姉さん取っちゃうからね!」
多分半分冗談半分本気だったと思う。
でもお姉さんが真剣にお話してくれて私良かったと思いました。
「お姉さんとまたいろんなお話したい。」
お姉さんは笑顔で
「私の連絡先教えておくね。いつでも連絡しておいで。美咲ちゃん…しっかりね。」
続く
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