お勉強終わりじゃないの?
今日初めてイク事を覚えたばかりなのに……。
気持ちいいって思うけど怖い気持ちもあるの。
いけない事してるって罪悪感も。
「はぁ…はぁ…ンンンッ……はぁ…はぁ…」
絶頂の余韻に浸りながら、息を整えるようゆっくり呼吸をしていました。
「はぁ…はぁ…私…また頭の中真っ白になって…」
「フッフッフッ…美咲のイク姿エッチで色っぽく見えたよ。自分で自分を気持ち良くする行為、オナニーはどう感じた?」
自分で自分を気持ち良くする行為なんて今まで想像したことありませんでした。
恥ずかしくて怖くて……でも気持ち良くて。
「はぁ…はぁ…気持ち良かった。恥ずかしいし敏感な場所に玩具を当てるのは怖かったけど…」
「それだけかな?全裸になって大事な場所、一番恥ずかしい部分を僕に見せながらのオナニーは、興奮して凄いドキドキしただろ?それに僕に命令されると胸がキュンキュンするじゃないかな?その時思った事をちゃんと正直に話さしなさい。」
私は裸になって股を開いて自分自身で自分を触っている時の事を思い出し…また恥ずかしくなってきました。信治さんを見つめたまま暫く黙りこんでいました。
それからゆっくり口を開き、
「最初は恥ずかしくて……嫌だった。だって一番大事な所を見せるんだもん。いくら信治さんのお部屋で見られたからって……慣れないもん。でもね……信治さんに見られる時、凄いドキドキしたの。見られてるって思うと気持ちがそれだけで高まってきて。それに命令されるとドキッてするの。」
私の正直な気持ちを告白しました。
すると信治さんは優しく微笑み、
「よく正直に言えたね。偉いぞ。美咲…見られるとドキドキして気持ちが高まってくるんだね。本当の自分が少しずつ表れてきたね。」
私は不思議そうに
「見られてドキドキすることが本当の自分?命令されてドキッとする事が?」
「そう…美咲は負けず嫌いで正義感も強い。だけどそれは表面上の話。幼い時に両親を亡くし何事も自分でやってきた事の自信でもあるだろう。学校でもリーダーシップをとって行動するタイプじゃないかな?」
今までの私のとってきた行動を思い出し振り返りました。
「……信治さんの言うこと当たってる。多分信治さんの言うとおりだと思う。」
「実は、美咲は人から命令され…しなさいと強要される事に喜びを感じる性格なんだ。強がって見えるが…実は甘えん坊で…受け身なんだよ。だから僕に見せながらオナニーする事にドキドキしたんだ。恥ずかしい命令にね。」
私の今まで知らなかった本心を見透かされているようで…恥ずかしくなってきました。
「それは…相手が大好きな信治さんだから。信治さんだからドキッとしちゃう」
信治さんはベッドに座る私の横に座り、優しく肩を抱き寄せました。そのまま間近で私を見つめ、
「それは違う。僕はその事に気付かせるきっかけを作っただけ。美咲は僕以外の人でもドキドキするばす。
美咲が信頼する相手だったらね。」
「……………そうなの?」
「いずれわかるさ。美咲の性格はM。つまり与えられる事に喜びを感じる。僕の性格はS,与える事に喜びを感じる。どSとかどMって聞いたことがあるだろ?僕がSで美咲はM。だからうまくいくんだよ。」
信治さんの唇が私の唇を塞ぎました。
ンンン……ちゅっ……ちゅっ。
「美咲…絶頂の余韻治まってきたようだね。イクお勉強の続きしようか。美咲はMである事を自覚して、僕が与える事を素直に受け止めるんだよ。美咲は受け入れる事に喜びを感じるんだから。」
イクお勉強。受け入れる喜び。私は恥ずかしくなり下を向いて、コクンと頷きました。
「信治さん……お勉強頑張る。お勉強頑張ったら甘えてもいい?」
「クスッ…それは美咲の頑張り次第だな。」
信治さんの冷たい言い方にゾクゾクする私がいました。
「もう…意地悪」
「フッフッフッ…ゾクッとしたんだろ?美咲の表情でわかるよ。美咲はどMだからな。」
受け身の性格…どMだと何度も言われ、自分はそうなんだとこれが本当の自分だと思い込んでいく私。
信治さんにもっともっと愛されたいと思う自分がいました。
続く
※元投稿はこちら >>