車の助手席から信治さんをちらちら見ていると、緊張が高まってきました。
私のお家に初めて信治さんを連れていくこと、私のお部屋を見られちゃうこと……それ以上に信治さんが店員さんから受け取った袋の中身が気になりドキドキしてきます。
そんな緊張し不安そうな顔の私を信治さんは横目で見ながら、私の膝に手を乗せてきました。
ビクッとする私に、
「美咲…不安そうな顔だね。あのお店は美咲にはまだ早かったかな?お子ちゃまな美咲には過激過ぎたかもしれないね。あの玩具怖いんじゃないかな?フッフッフッ…」
「私お子ちゃまじゃないもん。もう大人の女性だから。だって…私、信治さんとひとつに馴れたもん。………もっといろんな事知りたい。怖くなんかない…びっくりしただけ。」
私の精一杯の強がり。本当は怖くて怖くて仕方がないの。だって…今日初めて経験したばかりなのにあんな玩具見せられたら誰でも怖いって思うよ。
「フッフッフッ…美咲は強がりだね。膝が震えてるよ。そんなに心配そうな顔するなよ。美咲は大切な彼女だから……無理はしないよ。あの玩具使うかどうかは美咲に任せる。その時になったら自分で決めなさい。無理矢理では美咲も嫌だろ?」
大切な彼女だと言われ膝の上にある信治さんの手に、上から自分の手を重ね、
「大切な彼女……嬉しい。信治さんも大切な彼氏だから……。」
信治さんは私が嫌だと言えない事を良くわかってる。自分で決めたら途中で投げ出すことも出来ないことを……。でも信治さんを信頼するしかないの。
だって……大好きなんだもん。私の事愛してくれてるから……私に気持ち良くなって欲しいって思ってくれてる。信治さんの期待に答えなくちゃ……早く大人の女性にならないと信治さんの気持ちが私から離れちゃうから。
夕方6時を過ぎていました。
信治さんを道案内しながら私のお家に着きました。
私のお家は小さいけど2階建て。叔母さんと2人で住むには広すぎるくらい。
信治さんをリビングに招き入れお茶を用意しました。
ソファーに座る信治さん。
「美咲……ご両親の仏壇はあるのかい?手を合わせたいのだが………」
信治さんの言葉に少しびっくりしました。私の両親が亡くなった事はお話したけど、手を合わせたいなんて。やっぱり私の事大切に思ってくれてるんだ。とあらためて思いました。
私は信治さんを仏壇の前に案内しました。信治さんは正座し私の両親に手を合わせてくれました。
仏壇の前にある両親の写真を見て、
「美咲のお母さん……美咲にそっくりだね。綺麗だ。早くして亡くなるなんて残念だったね。」
「信治さん。お参りしてくれてありがとう。写真見ると私でも似てるって思う。私を育ててくれてる叔母さんもお母さんに似てるよ。だから私…叔母さんの事お母さんだと思ってる」
信治さんはいきなり私を抱き締め、
「美咲……両親を早く亡くしてからよく頑張ってきたね。寂しかっただろう。叔母さんもこんな良い子に育ててくれて感謝しないとね。これからは美咲には僕が付いてる。だから何も心配しなくても大丈夫だよ。美咲の心の支えになりたい。大好きだよ。」
信治さんに愛されてるって思うと涙が溢れてきました。やっぱり好きになって良かった。信治さんに抱かれて良かったと思いました。
「信治さん……嬉しい。私も大好き。もう信治さんは私の心の支えになってるの。たまに信治さん私に意地悪言うけど…それもドキドキしちゃうの。」
信治さんは私を抱き締めながら
「フッフッフッ…可愛い。意地悪は愛情の裏返しなんだから安心しなさい。でも少し意地悪言っちゃおうかな。」
ドキッとする私。
「意地悪って?」
「大人の女性なら美咲にもっともっとエッチになって欲しい。美咲の感じている表情が可愛くて仕方がないんだ。だからその為には妥協しない。」
「妥協しないって?」
「うん……言ったよね?主従関係って。エッチの時は僕をご主人様だと思うんだよ。だから逆らう事は許さない。逆らったら厳しい口調になるかもしれない。でもそれはエッチの時だけだから……わかったかい?」
ご主人様……逆らったら許さない。少し怖いと思ったけど胸がキュンとしてドキドキしてる私がいました。
信治さん好みの女の子になりたい。その為だったら私頑張れるって。
「はい…わかりました。私厳しく言われちゃうとドキドキしちゃうの。変なのかな?」
「フッフッフッ…変じゃないよ。美咲はまだ本当の自分に気付いていないだけ。本当の自分に僕が気付かせてあげる。じっくりとね。」
「本当の自分?」
「そう…本当の自分。まずはしっかりイク事を覚えようか。まだ今日覚えたばかりのイク感覚…そのイク感覚を深く追及していくと本当の自分がわかってくるよ。今からそのお勉強しようね。それとも怖くて嫌かな?」
信治さんの言葉にますますドキドキしアソコがキュンキュンして体が熱くなってくるのを感じました。
「怖くなんかないもん。……お勉強する。嫌だって言ったりしないから。」
本当は怖いの。あの頭が真っ白になる事が…。だって今日初めてイクッて感覚知ったんだもん。深く追及するって?あの玩具で?
「美咲ドキドキしてるでしょ?フッフッフッ…可愛い。いっぱいイかせてあげる。美咲の敏感な所いっぱい責めてあげる。」
不安と緊張の中に少しの期待……それがごちゃごちゃに入り交じった気持ちでした。
「やっぱり信治さん意地悪……。でも本当の自分知りたい」
続く
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