ママにばれることがあたしたちの一番の心配だったから、それがなくなったら少しずつ使う金額が増えていった。亮太さんも高文さんもお金使ってくれたし、稼いだ金額全部使うようになってた。春休み、亮太さんたちは週2回会ってくれたんだけど、あたしたちは休みで遊びにお金がかかって、もっと稼ぎたくなった。1回のデート、時間延長して8000円、手繋ぎ、上半身の服上までは最初こそ抵抗があったものの慣れてしまった。
春休み明け、あたしたちと亮太さんたち、2対2で会っていたのが、亮太さんも高文さんもふたりきりで会いたいっていうようになる。「だめだよ、不安だし」とあたしが言うと真吉備も頷いた。
「予定が合わないんだ、会いたいのにごめん」
春休みが終わりあと1週間でGW。あたしも真吉備も焦った。GWはディズニーに行きたいし、夏服買いたい。下着5000円で二人で2回売ったけど、そんなんじゃたりない。
GW6日前に優子さんからあたしと真吉備、別々に電話がかかってきた。
「GW間近だけど、お金足りてる?最近、バイト少ないから。」「GWの予定、厳しそうなんです」「五万円くらい、貸すよ」「えっ?いいんですか?」「五万円くらいなら亮太さんがバイト入れてくれるよ」
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